モナドロジー 他二篇

モナドロジー 他二篇
モナドロジー 他二篇
ライプニッツ
岡部英男
谷川多佳子
岩波書店
2019年4月17日
8件の記録
  • ジクロロ
    ジクロロ
    @jirowcrew
    2026年7月31日
    しかし、モナドが非常に整った器官をもち、そのために、それを通して器官が受け取る印象のなかや、したがってまたそうした印象を表現する表象のなかに、浮き出たところやはっきり見えるところがある場合には(たとえば、目の体液〔眼房水〕の形によって光線が集中し、いっそう強い力で作用するときのように)、それは感覚、言い換えれば記憶を伴う表象、すなわちある反響が長く残っていて機会があると聞こえてくるような表象にまで達することもある。そのような生き物は動物と呼ばれる。 (「理性に基づく自然と恩寵の原理」 4) 動物というものが、これほどにみずみずしく美しい形容でもって記された事例をしらない。 動物というものを、ちゃんと見ようと思う。 あらためてライプニッツという人をちゃんと知ろうと思わせる、驚きの一文。モナドのたまゆら。
  • ジクロロ
    ジクロロ
    @jirowcrew
    2026年7月28日
    被造物は、完全性をもつかぎり外部に能動作用を及ぼすと言われ、不完全であるかぎり他の被造物から作用を受けると言われる。それで、モナドが判明な表層をもつかぎりそれに能動作用を認め、混乱した表象をもつかぎりそれに受動作用を認める。 (「モナドロジー」 49) 作用と反作用。 「完全性」を自信や信念、「不完全性」を不安や日和見という人間的な感覚として捉えればこのセンテンスは理解できるような気がする。 前者は「絶対」の領域に近くあり、後者は「相対」の領域にある。ゆえに前者は能動性を発揮し、後者は受動性に留まる。 難しいのは「表層」という概念。 これは外面性というよりも内面的な性質や能力のことを言っているのではないかと思われる。 スピノザのいうところの「コナトゥス」の状態として捉えると感覚的に掴めるような気がする。 能動性、受動性というのは二元論ではなく、両者の配合状態がモナドの表層において陰陽蠢いている。 内側の状態がそのまま「表層」となる点が、人間とは大いに異なる。人間は情動と表層の間に各々屈折率の異なる層をもつ。 ライプニッツの根っからの性善説に対する疑いは、この点に端を発しているのかもしれない。 ライプニッツその人に極端な能動性と受動性が内在していたからこそ、このような思想が出てきたのかもしれない。
  • y_suga
    y_suga
    @yuu1224
    2026年5月7日
  • い。
    い。
    @hon_i_read
    2026年5月7日
    「窓のないモナド」という抽象的で自律的なコアが描く、クリアな世界設計、或いは精神の肉体への影響 後半、神の全能性という「不可侵の領域」への言及が増えていくけれど、神を排してもモナド自体は稼働するように思われ、その強固なシステム論はルーマンにも通じ、とても理知的に思え、現代でも再評価される理由が分かる気がした 三編収録されているけれど、「モナドロジー」と「理性に基づく自然と恩寵の原理」はほぼ同じ内容で、もう一編の通称「新説」は、なぜモナドという抽象概念が必要なのか、モナドをコアとして置く必然性が語られている
  • つぐみ
    つぐみ
    @hatsumikage
    2025年8月17日
  • nari
    @nari
    1900年1月1日
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