准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの
6件の記録
あおい@booklover_aoi2025年10月12日読み終わったKindle Unlimited@ 自宅2025.10.12読了。 怪奇物やホラーは苦手なので読まないようにしてるのですが、こちらは恐怖とは違うベクトルで話が進むのでギリギリ読めています。 大学准教授という設定なので、民俗学の観点からも書かれているのが面白いです。 人魚の肉も、上半身が魚で下半身が人だったら感じ方もまた違うんだろうなーと。 人間の顔がついていることが禁忌を犯す感覚に繋がっているのかなと個人的には思います。 人間の顔で無意識下で同族だと判別している気がします。 人魚の肉を食すことはカニバリズムの一種でもあるのかもと思いました。 あと、肉は人間部分か魚部分かでも更に意識は変わりそう。 異界に行けるエレベーターの話も、現代社会と上手くリンクした話になっていて面白かったです。 結びつけ方が絶妙で、読んでて感心しました。 文章が読みやすいので、気楽に読めたのもよかったです。


- 小魚小骨@KoboneKozakana2025年7月1日読み終わった月に1冊と決めているが、月が変わった途端に読んでしまって自分で呆れる。最早月の区切りを感じるようになってきた。 今巻は異世界に行く方法(エレベーター)、沼の主、人魚の肉、と、3編とも警察レベルの事件。現実を直視できずファンタジーに逃げ込むって、日常でも多々ある気がする。




