最果ての子供たち
8件の記録
イイヤン@h_d_d2026年5月16日読み終わった失業労働者の息子アントニーは、父親のバイクを無断で使いパーティーに出かける。偶然に知り合った地元有力者の娘ステフと仲良くなりたいが、金持ちの子供たちは貧乏人のアントニー本人には興味がなく、関心があるのは彼が持っている麻薬だけ。みじめな思いをして、ひどく酔っ払ったアントニー。現実に打ちひしがれて、もう帰ろうとする彼に現実はさらに追い討ちをかける。乗ってきたバイクが何者かに盗まれてしまったのだ。アル中の父親が、バイクがなくなったことに気が付けばアントニーは殺される。父親に殺される前に、相手を殺してでもバイクを取り戻さねばならない。犯人は移民の息子アシーヌに違いない。いとこの友人のコカイン中毒者から拳銃を譲り受けたアントニーは、決心を決めてアシーヌのもとに向かう。 フランス周縁部の田舎町で暮らす少年少女の欲望と鬱屈。そこから抜け出したいという真摯な願いと、どうしようもなくその土地に根ざしている精神性。いい女を抱きたい、金持ちになりたい、勤勉に生きることで現実を変えたい、停滞の心地よさ。 子供時代からずっと転校や引っ越しを繰り返してきた自分が持たない「地元」の引力を感じる小説だった。
- mamo@reads_mamo2025年8月21日買った@ 三省堂書店 池袋本店2018年のゴンクール賞受賞作品がやっと邦訳されたみたい!たまたま三省堂で見つけられてよかった! アノマリーも人類の深奥に秘められた記憶も彼女を見守るも、最近読んだゴンクール賞受賞作品はどれもハマるものばかりで、読むのすごく楽しみ。





