シェイクスピア全集(23)

シェイクスピア全集(23)
シェイクスピア全集(23)
ウィリアム・シェイクスピア
松岡和子
筑摩書房
2012年8月1日
1件の記録
  • りなっこ
    りなっこ
    @rinakko
    2025年8月12日
    再々読。トロイ戦争を題材とした戯曲なので、アキレウス、ユリシーズ、ヘクトル、アエネアス…といったお歴々がそろっていて、それだけでも楽しめる。 トロイラスとクレシダの恋については、ただクレシダが不実だったという単純なことではなく、そも男たちが始めた愚かな戦(“事の起りは淫売と間男”)の彼女は被害者であり、元々は敵地だった場所で新しい恋人を得ようとするのも、生存本能の強い女子の成せる業…という見方もあっていいと思う。トロイラスは彼女の強かさを見くびったのではないか。“あれはクレシダであってクレシダではない。”
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