怒りの葡萄〔新訳版〕(下)

怒りの葡萄〔新訳版〕(下)
怒りの葡萄〔新訳版〕(下)
ジョン・スタインベック
黒原敏行
早川書房
2014年12月19日
8件の記録
  • ロッタ
    ロッタ
    @rotta_yomu
    2026年9月26日
    ああああ、終わった...。8月の終わりから始まった、ジョード家との「怒りの葡萄」の旅が終わった。「私はこのことに〜」は、スタインベックの創作ノートに残されていた言葉らしい。(訳者あとがきより)この小説の根底にあるものは、農民たちの過酷で悲惨な日々と、苦しむ彼らの顔を見ようともしない者たちへの強烈な怒りだったように思う。怒りはぶつけたくても、相手の顔は巨大化し、どんどん見えなくなっていく。そんななかで、農民たちの手から少しずつこぼれ落ちていく。土地だったり、家族だったり、尊厳だったり、夢だったり。ひとつ、またひとつと、彼らは奪われていく。それでもなお生き抜こうとする、その強さを一身に引き受けていたのが、もう一人の主人公・母ちゃんだった。その存在にジョード家も、読者も、何度も救われる。最後に残ったのは、なんとも言えない満たされた感情で、あの最後の微笑みの尊さと凄みに、深く深く息をついた。 「私はこのことに責任のある強欲なくそ野郎どもに、恥を知れと書いた札を貼りつけてやりたいのだ」
    怒りの葡萄〔新訳版〕(下)
  • ミック
    @togo1004
    2026年5月14日
    怒りの葡萄  読み終えました。 割と静かに終わったけど 衝撃のラストだったな。 後半印象的だったのは ケイシーが刑務所入って その中で「たくさん新しく入ってくるやついたけど、みんないいやつだった、悪いのは人間じゃなくてシステム・社会がそうさせてる」みたいに言うんだけど、それは真理じゃないかって思った。
  • ミック
    @togo1004
    2026年5月13日
    怒りの葡萄 母ちゃんが魅力的なキャラだよな 母親の"母性"ってよりも、なんだろう 母職人って感じであんまり見た事ないタイプの"母親"なんだよな。 ある種の"父性"も持ち合わせていると言うか、 "女"に産まれて、その時代の"女""コツコツと表現してる感じがとても良い。 この母ちゃんがメインの章はだいたいおもしろい。
  • ミック
    @togo1004
    2026年5月13日
    怒りの葡萄 本作で揉めてんのはピュアな貧困層と割り切ってる貧困層。 片方は資本に怒ってて、片方は資本に使われてる。どっちが悪いとかは無いし、本作で悪役に見えてしまう側も現代的な価値観で言えば"普通"なのかも知れない。 ピュアな貧困層はとにかく働いて、家族を大切にして、暮らしていきたいだけ。 それがジョード家なんだな。
  • ミック
    @togo1004
    2026年5月13日
    怒りの葡萄 やっと働けたと思ったらカイジの地下労働施設みたいなシステムだった、とほほ
  • ミック
    @togo1004
    2026年5月12日
    怒りの葡萄 一度破壊された文明と秩序は復活のために、また一つの集合体になろうとする。その過程で不和が生じる。 2011年の震災を思い出す。 東京から被災した地元に帰って、地元公民館では 被災した人々が集まって大きな鍋を作っていた。 小学校では人間道徳の元に新しい秩序が生まれていく様を見た、しかし、人間らしからぬ行動をする人達が一定数いて、それは憶測を生み出して 集団に不安をもたらす。『あいつは炊き出しの列に横入りしたらしいぞ』 『どこどこのあいつは盗みを働いたらしい』 どんどん固くなっていく集団。 被災は世界全体て見れば部分的なもので たくさんの支援があって、今では忘れてしまった人が殆どだ。 それは国から助けられて徐々に回復していった。 しかし、 本作みたいにアメリカという広い大地、 情報の速度が遅い時代で、ゆっくりと集団がおかしくなっていく様。すごく痛々しくて、物語は面白いのだけれどスラスラは進まない。
  • しらはせ
    @shirahase
    1900年1月1日
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