ブトマ
@togo1004
2026年5月12日
怒りの葡萄〔新訳版〕(下)
ジョン・スタインベック,
黒原敏行
読んでる
怒りの葡萄
一度破壊された文明と秩序は復活のために、また一つの集合体になろうとする。その過程で不和が生じる。
2011年の震災を思い出す。
東京から被災した地元に帰って、地元公民館では
被災した人々が集まって大きな鍋を作っていた。
小学校では人間道徳の元に新しい秩序が生まれていく様を見た、しかし、人間らしからぬ行動をする人達が一定数いて、それは憶測を生み出して
集団に不安をもたらす。『あいつは炊き出しの列に横入りしたらしいぞ』
『どこどこのあいつは盗みを働いたらしい』
どんどん固くなっていく集団。
被災は世界全体て見れば部分的なもので
たくさんの支援があって、今では忘れてしまった人が殆どだ。
それは国から助けられて徐々に回復していった。
しかし、
本作みたいにアメリカという広い大地、
情報の速度が遅い時代で、ゆっくりと集団がおかしくなっていく様。すごく痛々しくて、物語は面白いのだけれどスラスラは進まない。
