分裂病の少女の手記―心理療法による分裂病の回復過程 (1955年)

3件の記録
- 🦈@Lore_Link2025年8月24日読み終わったp.143 病人の人格の再構成の過程が小児の人格の発達過程と同様であるということは非常に驚くべき事実である。両者とも投射と模倣を使用する。投射の機構がまず使用される、なぜならそれは自我が組織化されていないことを前提とする機構だからである。
- 🦈@Lore_Link2025年8月22日読んでるp.108 このような混乱はしばしば起こりました。またその他にしばしば起こったことは、私自身と自分の身体の中の苦痛を感ずる部分とが遊離することでした。たとえば歯痛があったときには私はママのところへ行き、「歯が離れていってしまうの。歯にお話をして頂戴」と頼みました。そこでママは「歯さん。あなたはルネちゃんをひとりぼっちにしやしないわね。私のあげるお薬を飲んで、ルネちゃんを眠らせてあげて頂戴。わかったわね。歯さん」と言ってくれて、私は歯になって「はいママ」と答えました。