デカルトの哲学原理

デカルトの哲学原理
デカルトの哲学原理
スピノザ
畠中尚志
岩波書店
1959年9月5日
2件の記録
  • ゆけまる
    ゆけまる
    @yukemar_14
    2025年9月13日
    哲学原理の方は割と楽しく読めた。國分先生のガイドのおかげだけど。 特に第一部が面白くて、コギト命題に対するデカルトとスピノザのスタンスの違いが味わい深かった。どちらがあってるとかは一旦置いておいて、どちらにも分があるというか、どちらも味わいがあるというか。 第二部も、私が物理学史に明るくないのだけど、きっと物理学の走り?のようだった。現代視点での正誤はさておき、エネルギー保存則的な話を神も絡めながら証明していくロジックの組み立て方はなんだか好き。 形而上学的思想の方は難しかった。哲学原理の方でも少し感じたけど、デカルトの思想もスピノザの思想もどちらも曖昧な理解しかできてないから、「これは誰の思想?」ってなりながら読んでいて手元の知識とうまくリンクさせられなかった。もっと勉強してから再挑戦したい。
  • ゆけまる
    ゆけまる
    @yukemar_14
    2025年8月24日
    第一部まで 『エチカ』同様、備考にこそスピノザの本音というか、「味わい」みたいなものを見るような気がする。 「この定理を証明するために、デカルトは次の二つの公理を利用している。…しかし彼がこれらによって何を示そうとしているのか私にはわからない。」 (第一部 定理七 備考より)
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