

ゆけまる
@yukemar_14
あまり長くない読書歴¦怖いの以外色々読みます¦スピノザ哲学¦ファンタジー¦脳科学¦進化生物学¦古典にも手を出したい¦楽しいだけの読書にしたい¦なぜ子育てをしていると本が読めなくなるのか¦18 Aug 2025~
- 2025年9月29日
- 2025年9月28日読み終わった読んでよかった。これぞちくまプリマー!って本。中高生が読むにもいいし、でも、特に後半は大人こそ読まないとって思う。 諸外国との比較において「日本の若者の自己肯定感が低い!由々しい!」ということの安易さ、的外れさをズバズバ切ってくれる。爽快ですらある。 その上で褒めることや個々の出来事で一時的に変動する自尊感情を「自尊感情」とみなすのはおかしいんじゃないか、自己肯定感って褒めたり安易な成功体験で簡単に上昇するものではないし、逆に嫌なことがあっても簡単に低下するものでもないんじゃないかって話が一番気に入った。自己肯定感は時に自己嫌悪したり叱られたりしながらもがいて生きる中で自然と高まっていくもの、っていうのはわかる気がする。小手先の話ではなくて、本筋を見極めないとっていうことなんだろうなって。全体を通して「安易さ」との戦いっていう側面を感じて、何だか今の自分に響いた。 子供が挫折する経験、傷つく経験を奪ってはいけないっていうのは、頭ではとてもよくわかる気がするんだけど、なかなか実際のところは難しいなぁって悩んでしまう。一方で、ありがちな「〇〇人の子育て法」みたいな話は背景としてる文化的スタイルに差異がある以上、話半分でもいいんだな、とか子育て目線で色々考えるきっかけになった。
- 2025年9月25日スピノザジル・ドゥルーズ,鈴木雅大じゅうぶん読んだ難しかったーほんとに。第4章の「エチカ主要概念集」はほとんど歯が立たなかった。もっと色んな本読んでリベンジしたい。読めるようになりたい。 もちろんわかった気になれたポイントはあって、善と悪は組み合わせだっていう話の少し深い話とか、理性とはっていう話はなるほどーって思えた。 〈理性〉とは、(1)いい出会いを、いいかえればこの私たちとひとつに組み合わさり、私たちに喜びの受動的情動(理性と適合する感情)を起こさせるような諸様態との出会いを、選択し秩序立てようとする努力であり…
- 2025年9月25日たのしい保育園滝口悠生気になる
- 2025年9月24日スピノザと動物たちアリア・ダヴァル,アリエル・シュアミ,大津真作読み始めためっちゃいい箸休め 翻訳本独特の雰囲気はあるけど(ギリシャ神話の神々めちゃ出てくるけど知らんし的な)、でも気負わず楽しんで読める感じ
- 2025年9月24日
- 2025年9月23日バッドフレンド・ライク・ミー井上先斗借りてきた読み終わった
- 2025年9月22日発達障害当事者研究熊谷晋一郎,綾屋紗月気になる
- 2025年9月22日責任の生成國分功一郎,熊谷晋一郎借りてきた読み終わった一気に読んでしまった。 自分がこれまでに読んできた複数の分野の本の内容と不意に繋がってびっくりした。読書の醍醐味って思う。 固定観念とまでは言わないけど、これまで持っていた漠然とした観念をひっくり返されるような話がいっぱいあって、でも図書館の本だから線も引けず、ページも折れず… 『中動態の世界』の話もよりよく理解できるし、スピノザ的自由についての具体例的な話があって、理解に少し近づいた気がする。 面白かった箇所全然書ききれない!とにかく面白かった。 講義録なので負荷もそれほど高くなかったのが嬉しい。ぜっったいに再読するなぁこれは。買う。
- 2025年9月21日
- 2025年9月20日みみずくは黄昏に飛びたつ川上未映子,村上春樹気になる
- 2025年9月18日スピノザの診察室夏川草介読み終わったとても好きな本に出会った! スピノザが好きな身としてはもちろんスピノザ味のある要素を探しながら読むわけですが、どれもが絶妙な力加減で語られてて、マチ先生の哲学の根幹を成しているのに、全く押し付け感がないのがすっごくよかった。「深い諦観があったが、暗い絶望は見えなかった」っていうさりげない一節がなんだかスッと入ってきた。決定論的必然性を受け入れることと、自由に向かって実践を重ねていくつまり努力していくこと、それぞれ単体ではわかるというか好きな考え方なんだけど、同時には並び立たないというか私の中で折り合いがまだつききってなくて、でもちょっとだけ理解に近づいた気がする。「何でもできるって万能感を抱えながら無限に走らされる方がずっと過酷」 マチ先生と花垣先生、どっちも、というか二人合わせてほんっとにかっこよかった。痺れるタイプのかっこよさ。命を左右する緊迫するシーンでの鋭い判断、先回りして手を打っておく危機管理能力。全体を通しては柔らかい、温かいお話だけど、医療モノのいわば醍醐味とも言えるような緊迫感あるシーンもあって、全体としてほんっとに面白い話だった。しかももう続編が発売目前!そんなの絶対買うじゃん。 あと、ご多分に漏れず、、京都の和菓子の描写絶妙すぎてほんとに食べたくなった。知ってたのは阿闍梨餅だけ。私は「焼栗の金平糖」が気になった。なんぞそれ
- 2025年9月17日
- 2025年9月17日パッキパキ北京綿矢りさ読み終わった昨日の夜から読み始めたのに、びっくりするくらいの速さで読み終えてしまった。衝撃的な読みやすさ。なんなのだろう。 これは…小説?エッセイじゃなくて?って思うくらいの解像度で北京生活を描く。ワンちゃんのくだりめちゃ笑った。たしかにチワワって思う。そんなこんなでおもしろーって思ってたら、ところどころ急に「お?」って思うような思想をぶっ込んでくる。 なんだか凹んだときにまた読みたいような、パッキパキなお話。菖蒲姐さんはほんと「パッキパキ」な人で、なんだか羨ましい、かっこいい。自分は旦那さんサイドだろうなぁと思う。
- 2025年9月16日月曜日の抹茶カフェ青山美智子気になる
- 2025年9月16日目の見えないアスリートの身体論伊藤亜紗気になる
- 2025年9月16日みんなが手話で話した島ノーラ・エレン・グロース,Nora Ellen Groce,佐野正信読み終わったよい。最近世界史関連書籍読んだ影響か、栄枯盛衰の物語になんだかグッとくる。マーサズヴィンヤード島の聾コミュニティの成り立ちから、ユートピア的な最盛期の様子、そして終焉と、丁寧な調査による一種の「物語」的な構成が効いてた。歴史の必然を感じる。引きのある主題をさておいたとしてもシンプルに書き物として面白い。成り立ちの分析の話は特に丁寧に書かれていて、だいぶ遺伝学的な話があったのも嬉しかった。ちょっとしたミステリーみたい。インタビューを基にした島民の描写も生き生きとしている様子が伝わってきてとても気に入った。当たり前だからこそ記録が残らない、って民俗学界隈の話で聞いたことがあるんだけど、まさに本件もその例の1つで、聾者がごく当たり前の存在だったが故に文書記録にも残らないし、回想の中でも聾であることが特段意識されていなかったというのが印象的。 聾、手話界隈はあまりに勉強不足すぎて、何ら立ち入ったことは言えないのだけど、なんだかほんとに考えさせられるよ。古き良き時代の話だよなぁっていう気もしてしまう。現実味がないと思ってしまうくらい、素敵な話。でもこの「現実味がない」って思ってしまうところが打破されるべきところなのかな、わかんないけど。ゆる言語学ラジオの堀元さんも言ってた気がするけど、こういう話こそ義務教育で扱ってほしい。で、きっとこの手の話って何も聾に限った話ではないんだろうなって思うと、途方に暮れてしまうような、無力感のような思いがある。それでも、この話を「知っている」かどうかって大きいんだと信じてる。 やっぱりこういう話を聞くとさ、どうやったって「泳げない者は沈め」とは思えないよ私には。
- 2025年9月14日
- 2025年9月13日
- 2025年9月13日デカルトの哲学原理スピノザ,畠中尚志読み終わった哲学原理の方は割と楽しく読めた。國分先生のガイドのおかげだけど。 特に第一部が面白くて、コギト命題に対するデカルトとスピノザのスタンスの違いが味わい深かった。どちらがあってるとかは一旦置いておいて、どちらにも分があるというか、どちらも味わいがあるというか。 第二部も、私が物理学史に明るくないのだけど、きっと物理学の走り?のようだった。現代視点での正誤はさておき、エネルギー保存則的な話を神も絡めながら証明していくロジックの組み立て方はなんだか好き。 形而上学的思想の方は難しかった。哲学原理の方でも少し感じたけど、デカルトの思想もスピノザの思想もどちらも曖昧な理解しかできてないから、「これは誰の思想?」ってなりながら読んでいて手元の知識とうまくリンクさせられなかった。もっと勉強してから再挑戦したい。
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