現代短篇の名手たち1 コーパスへの道 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ケ 5-1 現代短篇の名手たち 1)

現代短篇の名手たち1 コーパスへの道 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ケ 5-1 現代短篇の名手たち 1)
デニス・ルヘイン
早川書房
2009年7月30日
1件の記録
- なず@nzn_20002025年9月1日読み終わった冒頭に収録の「犬を撃つ」が個人的にはすごく好き。 構成、内容ともに引き締まっている。 タイトルにぎょっとさせられるけど、小さな町の小さな人間関係に漂う閉塞感が生む暴力が描かれる。 息が詰まる。しきりに町を出るべきだという警告が様々な形で、時には雰囲気として流れる。 しかし変化しない状況。それがやがて悲劇へ転がる。 デニス・ルヘイン初めて読んだけど面白かった。