なず "現代短篇の名手たち1 コーパ..." 2025年9月1日

なず
@nzn_2000
2025年9月1日
現代短篇の名手たち1 コーパスへの道 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ケ 5-1 現代短篇の名手たち 1)
冒頭に収録の「犬を撃つ」が個人的にはすごく好き。 構成、内容ともに引き締まっている。 タイトルにぎょっとさせられるけど、小さな町の小さな人間関係に漂う閉塞感が生む暴力が描かれる。 息が詰まる。しきりに町を出るべきだという警告が様々な形で、時には雰囲気として流れる。 しかし変化しない状況。それがやがて悲劇へ転がる。 デニス・ルヘイン初めて読んだけど面白かった。
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