
なず
@nzn_2000
読み終わったら記録します。
- 2026年4月9日
未完の肖像アガサ・クリスティー,Agatha Christie,中村妙子読み終わった作者の実人生と重なるような気もする、ある女性の半生を描いたミステリではない物語。 6冊書いたというロマンス小説の1つ。 相変わらずの圧倒的な読ませる力に感服。 現実主義者というにはあまりに思いやりに欠ける結婚相手ダーモットが登場後、口を開けばいちいち棘のあるフレーズを連発するので(あまりにキャラクターとして冴え渡っているともいえる)、さすがに拳が固まった。 - 2026年4月1日
懐中時計小沼丹読み終わったサスペンス色の強い短篇も面白かったが、友人との交流を主とした等身大の日常を描きながら、それがいつしか思い出になり、相手の死や場所の変化によって喪われた寂しさがあふれ出てくる短篇も良かった。 時計に皿に猫に蝉の脱殻と、人同士の関係性の中で揺れ動くアイテムが置かれているのが印象深い。 そういった存在を通して在りし日の知人について考えている。 - 2026年3月26日
名前のないカフェ (新潮クレスト・ブックス)ローベルト・ゼーターラー,浅井晶子読み終わった孤独な男が始めた1軒のカフェに集う人々。その一人ひとりには固有の人生がある。 変わらぬ時間を送る人や大きな危機に直面する人、静かに移り変わる人も。 カフェを交差点の中心のようにして、そうした様々な人生を描いてるのが好きでした。 - 2026年3月19日
黄色い雨フリオ・リャマサーレス,木村榮一読み終わった再読やはり傑作。 追憶と想像で構成された村と1人の村人に訪れようとする死と、纏わりつく孤独感を描く。 黄色い枯れ葉が雨のように降る時に生死の境が曖昧になっていくのがイメージで迫ってきて、とても良かった。 - 2026年3月13日
イラン現代史黒田賢治読み終わった - 2026年3月2日
どうすればよかったか?藤野知明読み終わった同名のドキュメンタリー映画の書籍化。 完成した作品の内容に触れながら、同作の製作経緯を監督の半生と共に振り返る。 両親や姉との関係性、撮影していなかった間に起きた出来事や、撮影を試みようとして出来なかったことについても踏み込んで書かれている。 - 2026年2月14日
- 2026年1月31日
- 2026年1月29日
水車館の殺人 <新装改訂版>綾辻行人読み終わった岡山県で白いマスクというと最初からアイツが浮かんでしょうがなかったが、ゴシックホラーの趣があって面白かった 全体の行動範囲が十角館の殺人より限定されたからか、館内で起こる出来事の忙しなさもそんなに違和感なく読めた - 2026年1月27日
- 2026年1月22日
- 2026年1月20日
- 2026年1月17日
すべての美しい馬コーマック・マッカーシー,黒原敏行読み終わった再読。 16歳の子どもを相手に人生や運命についての何たるかを省略せずに大人が語り尽くそうとする。それを誠実な態度と取るか、子どもにとっては理不尽で耐えなければならない時間と受け取るか。 一文一文がとても長いのをあるがままに世界とそこで起きている出来事を描いていると捉えて、自分の中で句読点をつけながら読むスピードとリズムを形作っていける。読む人固有の時間である少年の人生を追いかけていける小説だ。 - 2026年1月10日
ABC殺人事件アガサ・クリスティ,アガサ・クリスティー,堀内静子読み終わった再読。 他のポアロ作品と比べるとスピード感が速いので面食らうが、やはり面白い。 なかなか綱渡りな犯行だと思うが、勢いでごまかされてる感じもする。 - 2026年1月9日
ブッチャーズ・クロッシングジョン・ウィリアムズ読み終わった映画版を観たので再読。 後半を色々変えてたのを知った。 時間を置いて読んでも、ディテールに凝った描写が自然の厳しさを痛感させて圧倒的。 機械的にバッファローが虐殺されていく場面は最初読んだ時以上に恐ろしく感じる。 行って帰ってきたら何かを得られると思ったら間違っている、と感じるのにも時間が必要なのかもなと第3部を読んで改めて思う。 - 2026年1月2日
- 2025年12月26日
愛の旋律アガサ・クリスティ,アガサ・クリスティー,中村妙子読み終わったミステリじゃないアガサ・クリスティ初めて読んだ。 幸せを感じている人に対してカウンターのような手痛い一発を精神的に与えてくる描写強すぎて怖い。 - 2025年12月22日
- 2025年12月12日
ストーカーボリス・ストルガツキイ,アルカジイ・ストルガツキイ,深見弾読み終わった映画は観てたが原作は初めて。 全然違う話だ。 切実に労働について語られてるように感じた。 SF要素を前にして描くのは埋まらぬ貧富の格差、日銭を稼ぐ日々。 ゾーンに入り命を落とす人がいながらも入らざるを得ない部分に、妙な生々しさ。 - 2025年12月6日
ハウスメイド2フリーダ・マクファデン,高橋知子読み終わった相変わらず読ませる。 多少の引っかかりを感じながらもどんどん先に進ませる力がある。 前作の構成を踏まえた上で次はどうするの? と思ったがまた勢いの良さで楽しませてくれた。 このシリーズは登場人物がエネルギーに満ちあふれており、そのぶつかり合いが面白さを生んでいるように感じられる。と同時に社会の中の女性が受ける様々な事柄はニュースやSNSで見かけるようなもので現実的で、決して完全な絵空事ではない力強さがあると思う。 前作以上にそれが感じられた続編だった。 ここまできたら完結編を読みたい。来年の邦訳待ち。
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