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なず
なず
@nzn_2000
読み終わったら記録します。
  • 2025年11月24日
    復讐の女神
    復讐の女神
    タイトルカッコ良すぎないですかと思っていたらその題名通りにクライマックスも鮮烈で、ジェーン・マープル氏に平伏。 作中で度々見せる抜け目のなさに映画「誘拐犯」のジェームズ・カーン氏のような生き残ったプロフェッショナルを想起した。 好き。
  • 2025年11月24日
    狼たちの月
    狼たちの月
    随分前に読んで好きだった作品をひょんなことから入手出来た フリオ・リャマサーレスは定期的に取り上げられて欲しい作家の1人で、現在なら「黄色い雨」が有名だろうか 「狼たちの月」の他に「無声映画のシーン」という小説もあり、どちらもヴィレッジブックスから出ていた為に今では新品が流通していない 出来ればどこかの出版社から出し直して欲しいと願うばかりだ (黄色い雨や短編集は河出から出ている) 時が経ち朽ち果てていく風景の描写そのものが物語になっているようで好きだ
  • 2025年11月23日
    文体の舵をとれ
    文体の舵をとれ
    小説を書くつもりが無くとも面白いのは、書き方を学ぶことは小説の解析の仕方を学ぶことでもあるからだと思う。 原文が日本語の小説と英語の小説では文章によるリズムの作り方は違うが、そもそも文章に込められた豊かなリズムに気づくきっかけにはなる。 共通して学べる部分としては語り手の視点に関する記述、視点移動の難しさとそれをこなすのに必要な卓越した技術を知れることだろうか。 特にヴァージニア・ウルフ「灯台へ」がいかに優れているか、以前読んだからこそ改めて感じ取れた。
  • 2025年11月21日
    やりなおし世界文学
    作品紹介と感想を織り交ぜた文がまた1つの作品として成立しており、無類に面白い。 面白いとは言葉通りの"面白い"だけではなく、紹介されている本を読みたくなることも意味している。 とても困るのは、既読の作品は再読したくなるし、タイトルは知ってたが未読の作品にも手を出したくなる衝動に駆られてしまうのである。 気づけば作者の歩いた道の跡を踏んでいるかもしれない。
  • 2025年11月13日
    割れたグラス (アフリカ文学の愉楽 1回配本)
    無造作で猥雑で無茶苦茶に書かれているようで、その文章のなかには小説のタイトルや詩の引用がさらりと織り交ぜられ、このノートを書きつける主人公がどれだけ読んできたのか、そしてどれだけ読んだとしても送らざるをえなかった人生の悲哀が際立ってくる。 バーを訪れる客たちの身の上話は短編集のようにも思える。 ラストの引用的な登場人物はいかにもという感じがする。
  • 2025年11月1日
    芝生の復讐
    芝生の復讐
    再読。 短編集ならこれと「東京モンタナ急行」が双璧。 人生に必要なコーヒー一杯の話、幼少期の話、「糸くず」どれも良い。
  • 2025年10月29日
    バートラム・ホテルにて
    バートラム・ホテルにて
    良くも悪くも「ええっ」となった。 マープルさんは主役というよりも登場人物の1人。 ある探偵役が違和感を抱いてそこから事件や騒動に発展するのはよく見られる展開だが、それに大胆な仕掛けを加えてきたのでびっくりしたのである。 牧師さんが不憫だ。
  • 2025年10月28日
    アメリカの鱒釣り (新潮文庫)
    アメリカの鱒釣り (新潮文庫)
    再読終わり。 相変わらず掴めないところが多い。 なのに突然心にスッと入り込んできて忘れられないフレーズに出会う。 そういう不思議な本。
  • 2025年10月25日
    フランケンシュタイン
    フランケンシュタイン
    もうすぐ映画公開されるから再読したくて購入 怪物が放浪するエピソードが好き 10.25 読み終わった。 読み返しても"怪物"の哀切で鬼気迫る語りに惹き込まれる。 ひとり芝居のような迫力(実際舞台化されてるが)。 傷心のヴィクター・フランケンシュタインが各地を巡った先の風景描写が詳細なのを思い出した。
  • 2025年10月8日
    昭和 女たちの食随筆 (中公文庫 き 47-2)
    エッセイのアンソロジーあまり手にとったことないが面白かった。 石井桃子「自炊」、平林たい子「妾宅」、犬養智子「料理は心ではない」、向田邦子「孔雀」が好きだ。
  • 2025年10月4日
    崩れゆく絆 (光文社古典新訳文庫)
    アフリカ文学の古典 全く知らなかったので読めて良かったし、面白かった。 欧州の植民地支配により激変していく共同体とその共同体で富と名声を築いた男の転落の物語。 説話、ことわざ、共同体特有の文化(主に儀礼的な神、聖霊への認識)を織り込みながら、有害な男性性による破滅や父子関係のすれ違いと馴染みやすい要素もあって興味深く読めた。
  • 2025年9月28日
    南京事件 新版
    南京事件 新版
    どの組織の思惑が絡み、どのような経緯を経て事件は起きたのか。 様々な史料や証言をほんのわずかな隙も与えないほどに数多く引用し、ジェノサイドが起きた事件全体を解析する。
  • 2025年9月20日
    本当の戦争の話をしよう
    本当の戦争の話をしよう
    過酷な戦場体験を描くというよりも、ある体験によって精神的な変化(成長ではないと思う)を見せる人間一人ひとりを描いている。 人の心の何かを確実に変えてしまうのが"戦争"なのだと思う。 実体験と想像を織り交ぜて生まれた"物語"は死者に生の息吹を与え、過去の自身を救う力になる得るのかもと考えていた。
  • 2025年9月8日
    ハウスメイド
    ハウスメイド
    一気読み 面白かった 所謂ネタバレ禁止系の小説だが ネタが分かった後も話の推進力が落ちずに進んでいくのが良かった 1つの話の中で微妙にジャンルがスライドしていく面白さがある そっちに舵を切るのという驚き 今年の12月にアメリカで映画の公開が決まってるがどういう風にしているのか興味ある
  • 2025年9月6日
    介護未満の父に起きたこと
    トライ&エラー 成長ではなく維持を目的としたプロジェクト どうしたって多くの人に迫る現実である 胸がチクチクと痛む その痛みを自覚しながらもシステマティックにケアに努めようとする日々の試行錯誤に勇気をもらえた  この痛みは自分だけではない  目を見据えて聴くように読んだ ゴールから逆算してタスクを具体的なレベルにまで分解し何をすべきなのか導き出す図がWBSになっていて驚いた と同時に形にしたタスク実行が必ずしも上手くいく訳ではない その両方が載っている本書はビジネス書としての側面も有している
  • 2025年9月1日
    現代短篇の名手たち1 コーパスへの道 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ケ 5-1 現代短篇の名手たち 1)
    冒頭に収録の「犬を撃つ」が個人的にはすごく好き。 構成、内容ともに引き締まっている。 タイトルにぎょっとさせられるけど、小さな町の小さな人間関係に漂う閉塞感が生む暴力が描かれる。 息が詰まる。しきりに町を出るべきだという警告が様々な形で、時には雰囲気として流れる。 しかし変化しない状況。それがやがて悲劇へ転がる。 デニス・ルヘイン初めて読んだけど面白かった。
  • 2025年8月25日
    マシューのゆめ
    マシューのゆめ
    レオ・レオニ展に行ったお土産で買った。 将来の夢を持っていなかったねずみのマシュー。 美術館で出会った絵画の数々がマシューに多大なる影響を与える。 スイミーとフレデリックしか知らなかった自分には大変感動。
  • 2025年8月22日
    cocoon
    cocoon
    アニメ版の放送前に読んだ。 作品全体で白色、具体的な描写と淡い線の対照が目を惹く。
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