道徳の系譜
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い。@hon_i_read2026年8月6日読み終わった第一論文 「よい」とは何かということを、誰が「よい」と言ったか、へと問いを変え、そこで貴族的思想の「よい」が、僧侶的思想の「よい」へ、つまり、価値を作る方法が変化したことを批判している 第二論文 ニーチェは「良心」とは別に「疚しい良心」と定義していて、人間が自然にもつ感情ではなく、本来人間は攻撃的で、外部へ放出できなかった残虐性が内側に向かうことで現出する、と考える 第三論文 禁欲主義的理想について 突き詰めていけば無の思想ということになり、禁欲主義的理想は、禁欲のみが真理に到達できる、故に無への意志である、と批判する この道徳の系譜で示されるものは論理的でないとは言わないが、前提条件を仮定した上でそれが真とするならば、人間は「よい」ということの価値転換から生まれた疚しい良心によって禁欲主義的になり、無へ向かっている、という系譜が示されている ニーチェによる解決ではなく、警笛なのだと思う。そしてその本来的でない美徳「よい」に順応してしまったことへの批判の本として読んだ この文化的な背景からの価値の転倒が、大きく人間の思考を変えてきた系譜というのは興味深く、そして現在にも共通する価値観となっていて、それを否定するわけではないけれど、疚しい良心に従わない価値というものから現出する罪悪感は必然性を本当に持っているのか考えなければいけないのかなと思った
どび@Whodobe1899年12月31日読み終わった読み終わったが、ニーチェは自分自身、奴隷道徳的に弱者を批判することをしていて、重要なところはポエティックなツァラトゥストラに任せるみたいな、カッコつけた書き方が気になり、うーん。フーコーとか、ハイデガーとかのニーチェの系譜は別に嫌いではないのだが、ニーチェのこの本の書き方は好かん。
