何もない空間が価値を生む AI時代の哲学
3件の記録
ジクロロ@jirowcrew2025年11月14日ちょっと開いた「私たちの社会における競争のほとんどは幻想に過ぎないのです。たとえば、クラスのトップであるとか、学校のランキングといったことです。これは本当の希少な資源ではなく、人為的に作り出した「希少なもの」なのです。ある時私は、こうした名誉はいつでも数を増やしたり減らしたりできると気がつきました。」 希少性というものは簡単につくれる。それを増やすためには孤独と秘密の道に進めばよい。それにより「非対称性」、つまり自分は特別だという実感が得られる。その実感を幻想と言う。 オードリーさんは「対称性」を重んじる。これは「平等」というよりも「自由」とか「個性」とかいう言葉との親和性が強い。 「平等」は尊い、でもそれは抑圧とか強制とか、窮屈な事態が必然的に生じてくる。やがては独裁とエントロピーの増大により、平等は「同一性」や「全体性」に変容していく。 「対称性」は個々人の欲望を否定しない、つまり個々人の存在を否定しない。 欲望と存在、それを自然状態において「本当の希少な資源」と捉えるのは危うい。それに何を加えて正すかは、個々人が「対称性」を意識したときに深く理解するものではないかと思う。同時に「本当の希少な資源」に加えるものが「理性」とか「悟性」とか、月並みな言葉で片付けられるのはどこかもったいないという気もする。
