きみが見つける物語 十代のための新名作 恋愛編

1件の記録
- サヤ@sayaemon2025年9月7日読み終わった十代の読者をターゲットにした短編アンソロジー 初めての読書を後押ししたいというねらいからか、各作品の扉にあらすじと読みどころがまとめられていたり、本編にも大量の振り仮名がついている 作者もメディア化でお馴染みの面々を揃えているので、入り口作りに全振りした姿勢は良いと思う (「新名作」という触れ書きには正直首を捻ったけれども) また本書で初めて山田悠介の作品に触れた 紙幅1/3近くを占めるなかなかのボリュームとはいえ、そのほとんどが単純なわりに過剰な状況描写で驚いた 売りである奇抜な発想?を楽しむ前に、文章と構成への違和感でお腹いっぱいになってしまったのは、私が本書のターゲット層ではないからだろう