三月の招待状

三月の招待状
三月の招待状
角田光代
集英社
2011年9月1日
2件の記録
  • すっきりしないところがいいよね。 自分を含め自分の周りの人はこの主人公たちほど考えて生きてるのかなあ。 この本を読んだとき主人公たちより年が上だけど、学生時代に対して共感するところは多々ある。
  • たご
    たご
    @clan_1967
    2025年9月9日
    かつての大学の同級生5人の、大学生のままの気分で生きていたら、(本人たちとしては至極真面目に)、気がつけば30代半ばのいい大人になっていて、気がついたからには今が変わるべきときなのか、でもどこを?どうやって?という話。 離婚パーティーとか失踪とかたぶらかされたとか、語られる日々はからっと滑稽で、それなのにときどき目の端に何か黒い影が過ぎるような、ふっとした怖さと切なさがある。 人は変われるなんて嘘っぱちで、いくら変わろうとあがいても、たどり着く先は結局は今の自分とほとんど変わらないのかもしれない。けれど、変わっても変わらなくても、とにかく人生は前には進むのだ。
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