魔女狩りのヨーロッパ史

15件の記録
- 絹@indigo_mtm2025年8月9日読み始めた読みかけの感想 宗教的なミソジニーって仏教もキリスト教も同じなんだな…と思った 以前読んだ仏教の本で、女性は女性であるがゆえに悟れない、なぜなら男性を誑かす罪を生まれながらに背負ってるから、というのを見たけど 女性の方が男性を誑かし、聖性を失わせる、その一方で母性を崇拝する ファムファタルと聖母マリア、いずれも同じ人間視はしていない なんかなんでそうなってしまうんだろう…と21世紀に生きてる人間の思考回路で思いを馳せる
- amy@note_15812025年3月13日かつて読んだ感想クィア・フェミニズム魔女狩り、ざっくりとしたイメージしかなかったので読んでみた 読んでみると魔女狩り自体は数世紀に渡って行われており、時代ごとに標的となる階層の人が変わっていたりと興味深かった。イメージとして多いのは農村にとっての余所者や下層民が魔女の典型だったが、16世紀以降は社会的地位が高い裕福なエリート層、貴族なんかが標的となっていたと知り、それはかなり意外であった また宗教改革の影響なども記されており、その方向性から魔女狩りを論じたものを読むのは初めてだったが大変におもしろかった。特に宗教改革で有名なルターは政治と社会おける家父長制的秩序への反逆者、社会的規律化と絡んでいた国家およびその統治モデルたる家の破壊者として、その秩序の外側にいた独り者の女を魔女として球団した