つげ義春とぼく 新版

5件の記録
- 浸る@rattatatatat2026年5月2日読了つげ義春によるエッセイ集。 颯爽旅日記、夢日記、断片的回想記のみっつで主に構成されている。始めと終わりに旅で見かけた場面を描いた精密なイラストも載っている。 夢日記では、のちに漫画化されることになる夢の元ネタが読める。『必殺するめ固め』、『ヨシボーの犯罪』、『外のふくらみ』、『コマツ岬の生活』、『アルバイト』。 断片的回想記では幼い頃の記憶や東北の旅のことやのちに『別離』という作品でも描かれた自身の自殺未遂の話や、少年時代に企てた密航の話の詳細が語られる。 特に印象に残ったのは祖父の話だ。その昔つげの祖父は泥棒稼業をしていた時期があった。のちに逮捕され刑務所に入れられてしまう。服役して家に帰ってくるとすっかり老け込んでしまったそうだ。 その頃つげ少年は手塚マンガに夢中になっていた。泥棒していた頃の祖父にマンガのおねだりをしていたそうだ。祖父が服役して帰ってきた後のある日、つげ少年は本屋に祖父を連れていき手塚の新刊をねだる。しかし、祖父に金はない。そこでどうしたか。つげを外に待たせておいてマンガを万引きして店を出てきた。 だが本屋のオヤジが追っかけてきて奪いとったマンガでパンパンと祖父の頬を叩いたそうだ。 つげ少年は「ちぇっ」と舌打ちをした。という話。

アネモネ@anemone2026年4月25日読み終わった昨夜、ホテルで読み終わりました。つげ義春の初期エッセイ集。夢日記や、旅行記、自伝的エッセイが収められていて、何とも不思議な世界観が繰り広げられています。 著者の作品を読むのは2冊目ですが、本当に不思議な人だなーって思います。著者の漫画も読んでみたいです。



