船出(下)

船出(下)
船出(下)
ヴァージニア・ウルフ
川西進
岩波書店
2017年3月17日
4件の記録
  • 匙
    @sajisann
    2025年10月1日
  • なかむら
    なかむら
    @duxuni
    2025年9月15日
    最初から最後までずっと良かった。ヘレンが好き。 天然ゴム輸入の貨物船に乗って南米へ向かい、途中には「原住民」の村落へ遠征をする場面があるなど、はっきり植民地小説という側面があって、舞台となる土地が(私の読みが浅いだけだと思うけれど)旧スペイン植民地なのか旧ポルトガル植民地なのかもはっきりしないくらい差異化されていなかったり、「未開」の世界の生命力とヨーロッパの「退化した」文明との対比が描かれていたり、いろいろ読みどころはあると思った。(木村茂雄さんの論文をちらっと読んだけど、コンラッドの『闇の奥』からの影響関係が指摘されていたりするらしい。) けどまあ、おそらくご多分に漏れず25章で打ちのめされて、呆然として読み終わった。またそのうち読み直したい。
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