ロアルド・ダールの幽霊物語

2件の記録
- みけ@積読三昧@natsumemike_20252025年10月6日読み終わったシンシア・アスキス「街角の店」 ちょっと落語「井戸の茶碗」や「猫の皿」を思い出させるが、わざとやっているというのが面白い。ハッピーエンド。 A・M・バレイジ「遊び相手」 幽霊譚でこのタイトルだと嫌な予感しかないけど、めっちゃいい子たちだった。孤独な女の子のために姿を現すが、学校に行けるのならその方がいいとアドバイスしてくれるなんて、まさに天使。終わり方も儚くて好み。同じ作者(別名義)の「落葉を掃く人」は普通にホラーで、復讐者の迫りくる怖さが印象的。 イーディス・ウォートン「あとにならないと」 ずっとずっと後にならないとそれとはわからない幽霊。「落葉を掃く人」と同じく死者が復讐に来るんだけど、取り返しがつかなくなってから気づく怖さ。妻が近視なのも効果がある。

- みけ@積読三昧@natsumemike_20252025年9月20日読んでる前も呼んだと思ってたけど内容を全然覚えてない!他のアンソロジーと勘違いしてたかも? ローズマリー・ティンパリー「ハリー」は覚えてた。同じフレーズを最初と最後で繰り返す。これは怖いよ。同じ作者の「クリスマスの出会い」も短いがインパクトある。心温まる交流かと思いきや、やはり異次元に触れるのは悪影響があるというオチ? ヨナス・リー「エリアスとドラウグ」ドラウグとはノルウェーの海の怪物だそうで。「板子一枚下は地獄」そのものの話。船に乗ってるとき読んじゃダメな奴ですね。
