みけ@積読三昧 "ロアルド・ダールの幽霊物語" 2025年10月6日

ロアルド・ダールの幽霊物語
ロアルド・ダールの幽霊物語
ロアルド・ダール,
Roald Dahl,
乾信一郎
シンシア・アスキス「街角の店」 ちょっと落語「井戸の茶碗」や「猫の皿」を思い出させるが、わざとやっているというのが面白い。ハッピーエンド。 A・M・バレイジ「遊び相手」 幽霊譚でこのタイトルだと嫌な予感しかないけど、めっちゃいい子たちだった。孤独な女の子のために姿を現すが、学校に行けるのならその方がいいとアドバイスしてくれるなんて、まさに天使。終わり方も儚くて好み。同じ作者(別名義)の「落葉を掃く人」は普通にホラーで、復讐者の迫りくる怖さが印象的。 イーディス・ウォートン「あとにならないと」 ずっとずっと後にならないとそれとはわからない幽霊。「落葉を掃く人」と同じく死者が復讐に来るんだけど、取り返しがつかなくなってから気づく怖さ。妻が近視なのも効果がある。
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