関東大震災新装版

関東大震災新装版
関東大震災新装版
吉村昭
文藝春秋
2004年8月3日
9件の記録
  • むらた
    むらた
    @eripico_
    2026年4月10日
  • 通常版がないのでここで。 小説(物語)というよりはドキュメンタリーに近い印象だった。 内容はまさに温故知新。今なら常識として備わっている「逃げるときは手ぶら」やマイコンメーターの導入は、この痛みからの教訓なんだなとはっきり理解できるほど痛烈な内容だった。とある場所の火災を描いたシーンなんかは、文字を追えば容易に状況が想像できるのだが、その光景があまりにも非現実的すぎて心がついていかなかった。 途中から地震そのものの被害ではなくその混乱の中生まれた流言に話がシフトするのだが、そこで起きたことは現在でもよく見る光景で、結局どれだけ時代が進もうと、混乱や恐怖を前に人の理性や善心は無力なんだなと思った。 そんな中で、神田の人たちが起こした奇跡は一筋の希望だった。 地震だけでなく様々な危機に日々怯える昨今。これを読めば少しでも備えになるのではないかと思う。
  • chidori
    chidori
    @NightMirage302
    2026年3月14日
  • chidori
    chidori
    @NightMirage302
    2026年3月10日
  • taiyakiko
    taiyakiko
    @taiyakiko
    2025年9月19日
  • 耳読書
    耳読書
    @say-chan
    1900年1月1日
  • 耳読書
    耳読書
    @say-chan
    1900年1月1日
  • ハルタ
    ハルタ
    @haruta127
    1900年1月1日
    関東大震災のことを調べているので読んだ。 時代と大地震に翻弄された二人の地震学者の話から始まり、その学者の死で終わる興味深い構成。 よくぞここまで調べられるものだと圧倒された。関東大震災とはもちろん大地震に始まったのだが、その被害の本質とは火災であっとことがわかる。火から逃げ惑う人々が人を踏み越えたり溺れたりする姿を読んで苦しくなる。 死体処理の章だけ気分が悪くなり飛ばしてしまった。 最初デマは次の大地震や津波のデマに始まり、社会主義者と朝鮮人の共謀というデマに移り、最終的に朝鮮人のデマだけが長期間かつ日本全国に広まってしまった過程がよくわかった。その過程を見ると、自然という対峙できないものから弱い者に対象を変えて、差別を前提として加害によって不安や怒りや絶望感を一時的に晴らしていた気がする。そして、デマに踊らされたり吹聴したりして殺害した人間たちが正当な罰を受けていないことに腹が立つ。そこでも朝鮮人と日本人をわけるのかと。 また、ある政党の党首が演説で被災者を鼓舞し、生き延びるために強盗団と呼べるグループをつくり、一般家庭から物資を強奪していたくだりが恐ろしかった。 関東大震災の基本文献として度々読み直そうと思う。地震の備えもしたくなる。
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