昨日、若者たちは

昨日、若者たちは
昨日、若者たちは
吉田修一
講談社
2025年1月15日
7件の記録
  • torajiro
    torajiro
    @torajiro
    2025年10月9日
    香港、上海、ソウル、東京、4つの都市で暮らす若者を描く短編集。元は『オリンピックにふれる』というタイトルだったものが改題されて『昨日、若者たちは』になっており、4編それぞれの若者たちの人生にオリンピックが何らかの形で「ふれて」来るのだけど、その触れ方や距離感は四者四様でオリンピックを射程圏に目指す距離にいる人もいれば、周囲の人の間接的な視点で触れる人もいて、それは読者である私たちもきっとそう。私はまったく近さを感じないものだったが、自分の人生に何らかの形で触れたという人もいたのでしょう。そして改題されたタイトルでは昨日という言葉が用いられて日常が過ぎていくことが想起されるのですが、遠い過去から近い過去まで、そしてこの先に続いていくものまで、必ずしも思い通りにならないというかむしろままならないことの方が多い日常を積み上げながらそれでも歩んでいく微妙な機微を描いてくるこれぞ吉田修一という感じの短編集でとても良かった。
  • torajiro
    torajiro
    @torajiro
    2025年10月5日
  • torajiro
    torajiro
    @torajiro
    2025年9月24日
  • 77
    @77
    2025年8月23日
  • たご
    たご
    @clan_1967
    2025年4月30日
    「頑張れ」という言葉は、時として人を深く傷つける。頑張っている人に頑張れと言ってはいけない、なんてこともよく言われる。いつしか威厳を失ってしまった力強い励ましの言葉は、けれどそれでも人を鼓舞し、生きようと一歩を踏み出す勇気を与えたりもする。頑張れ、頑張れと、両手をぎゅっと握り締め、奥歯を噛み締めながら祈ることの切実さには、きっと嘘はない。 コロナ禍が終わってもなお悪意のはびこる世界だけれど、それでも誰かを見て「頑張れ」と言える世界であったらいいな。
  • あるる
    あるる
    @aru_booklog
    2025年2月27日
    22歳ぐらいからって、学生でもなく社会人としてもまだ自覚がないのに、周りからやんや言われる難しい時期だなぁ。アラサーとなればもうある程度割り切れるんだけども。アスリートでいくともうピークアウトする競技もあるんかな。不安定な心と環境の狭間でゆれるアジアの若者たちとオリンピックにまつわる短編集。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved