サラン 波乱の海を越えて

1件の記録
- ホ@miyuki-7852025年10月2日読み終わった昔読んだサハリンに残された朝鮮、韓国の方々の本(北海道新聞社 『祖国へ: サハリンに残された人たち』)より薄い印象を受けた。 サハリンに残された人々は、怒りの対象が明確なことも大きな要因だと思うが、作者の文章もあると思う。また、北朝鮮に残った人は、言えないことが多いだろう。 それに、記憶が鮮明だった頃の方々より、子供だった人たちのほとんど薄れてしまった思い出は、強烈ではない。思い出という靄の中、人生も終わりに近づいて、悲しみに別の形が与えられ、固定されたようだった。