
ホ
@miyuki-785
2025年10月2日

サラン 波乱の海を越えて
伊藤孝司
読み終わった
昔読んだサハリンに残された朝鮮、韓国の方々の本(北海道新聞社
『祖国へ: サハリンに残された人たち』)より薄い印象を受けた。
サハリンに残された人々は、怒りの対象が明確なことも大きな要因だと思うが、作者の文章もあると思う。また、北朝鮮に残った人は、言えないことが多いだろう。
それに、記憶が鮮明だった頃の方々より、子供だった人たちのほとんど薄れてしまった思い出は、強烈ではない。思い出という靄の中、人生も終わりに近づいて、悲しみに別の形が与えられ、固定されたようだった。

