他人屋のゆうれい

他人屋のゆうれい
他人屋のゆうれい
王谷晶
朝日新聞出版
2025年1月8日
1件の記録
  • Michika
    Michika
    @0610shun
    2025年10月16日
    「ババヤガの夜」で話題になっていた王谷昌さん。 初めて読んでみたけど一気読みだった。 孤独や心の傷になりそうな体験を 安易に「可哀想なこと」にしないで、 「ありふれたこと」として描いてくれる感じに救われた。 幽霊の正体に迫る内容だったけど、 この世に存在する人間について 『生きているけど生きていない。 死んでいないけど死んでいる。』 と切なく哀しい表現で描かれていたのが印象的。 他の人の"普通"から外れて 生きにくさを感じても 完全な孤独はやっぱり難しくて どこかで誰かと最小限の関係性は必要。 寂しさを抱えた人たちが集まって 寄り添って生きていく癒しの物語だと感じた。
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