新編 虚子自伝

新編 虚子自伝
新編 虚子自伝
高浜虚子
岩波書店
2024年4月16日
2件の記録
  • 浅田瑠衣
    浅田瑠衣
    @ruiasada
    2026年1月16日
    世の中には何でも知っている人がある。そういう人は尊い存在であるが、私等はそういう人に物を聞く側に立っている。……子規はそんな痩我慢を言う者を非常に憎んだ。 (p126) 子規は弟子の自分に読書を勧めたが、自分は一冊読んだだけだったと虚子は振り返る。そして「無学者」であることに開き直った態度を見せる。 しかし生涯を通してということであれば、虚子は子規よりたくさん本を読んだのではないか。子規は34歳没、虚子は85歳没。長生きにはそういうおそろしい価値がある。 文化人を集めたなんらかの会合に関する記述が多く、その部分はつまらなく感じてしまった。一方、なんでこんなことをわざわざ自伝に書いたんだろうと思うような話がおもしろい。海で飼い犬が野良犬に絡まれ、どんどん沖に逃げて岸に戻れなくなってしまったため、虚子が尻をまくって追いかけ、野良犬をステッキで叩いて追い払おうとするエピソードもなんだか味わい深かった。以下引用。 人々の良い観せ物になっておったということを知って、俄に恥ずかしいような心持がいたしました。そうしてほとんど着物全体を水浸しにして、しょぼしょぼと砂浜に上ってくる私を、家人や子供は恥ずかしそうに見ておりました。 (p64) こういう瞬間を、死が迫るほどにいくつもいくつも思い出せるような人生を送れたら、最高。
  • やみー
    @turedurenooto
    2025年10月18日
    半分くらいまで読んで積読中。幼少期の話などあまり詳しく知らなかったのでほうほうと思ったり…
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