オネーギン

オネーギン
オネーギン
プーシキン
池田健太郎
岩波書店
1962年5月16日
2件の記録
  • RIYO BOOKS
    RIYO BOOKS
    @riyo_books
    2025年4月5日
    女性を愛する度合が少なければ少ないほど、それだけ容易にわれわれは女性に好かれ、それだけ確実に女性を、誘惑の網目のなかで滅ぼすものだ。一体むかしの冷淡な漁色家は、至るところで自己喧伝にこれ努め、愛なき快楽にふけりながら、恋の道で名をあげた。だがこうした厳粛な気散じは、光輝ある祖父の時代の猩猩爺ィなればこそふさわしい。ロヴラスたちの名声は、赤い靴の踵や、仰山なかつらの栄誉とともに、今は昔の語り草だ。
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