差別の哲学入門
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chiffon@prime_o02025年11月8日読み終わった1週間ほどかかりましたが無事読了。 入門書とあるように、哲学にあまり詳しくなくてもとっかかりやすいという印象を受けました。哲学書にありがちな難解な語句を冒頭から用いるようなことはなく、言葉の導入から定義付け、そして問いの提示へと、丁寧に構成されています。 現実のヘイトスピーチは既存の差別を前提としている、ブラック企業やブラックバイトのように、なんの疑問も持たずにブラック=悪というが、ブラックがどういう社会的意味を持つのか考えて欲しい、という文章には思わずハッとさせられました。 差別を完全になくすことは難しいですが、少しでも多くの人が傷つかずに共存できる社会の実現に、自分なりの形で貢献していきたいと感じました。配慮すべきことが増えているこの世の中において、差別的な発言をしないためには口を閉ざすことが最も簡単な手段になりつつあると感じています。生活している中で感じたことを言葉に落とし込めることこそが人間を人間たらしめると思っているので、これからも幅広く学び続けて言葉を紡いで行きたいと思います。


いちこ@ichinics2025年4月30日2025年読了本差別とはどういうものか、差別はなぜ悪いのか、差別はなぜなくならないのかについて、最近の事例も紹介しながら丁寧に考察していく、とてもよい本だった。


yo_yohei@yo_yohei1900年1月1日読み終わった「悪気はなかったから差別ではない」「相手が気分を害さなかったから差別ではない」「あんなの大したことない」などの言説に惑わされなくなった。他者の言動を問うと同時に、自分自身の言動も問い続けることになる本でもある。











