Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
yo_yohei
yo_yohei
@yo_yohei
  • 2025年8月26日
    群れから逸れて生きるための自学自習法
    英国算数理科社会と、科目別の勉強法を記載しているけど、ここでの勉強法の基本となる「覚える」「理解する」「考える」は大人になってからも使える。生きている以上、学び続けていくのだから。 そして、あとがきが熱かった。あとがきを読むだけでもこの本を読むだけの価値があると思う。 一方、私は「能力主義からいかに解放されるべきか」を常日頃考えているので、「能力を向上し続ける」ことと「能力主義からの解放」することをどのように両立すべきか考えさせられもした。
  • 2025年8月23日
    女の子がいる場所は
    女の子がいる場所は
    ここでは漫画の感想は書かないマイルールにしていたけど、面白かったのでここにも書きます。 登場人物が魅力的だからなのはもちろんだけど、彼女らが日本語を話していることで、この話が「遠い異国の話」と感じず、彼女らは私達と同じなんだと実感させてくれる。 この漫画は、「このマンガがすごい!」2023年版オンナ編で4位になったらしい。「このマンガがすごい!」をオトコ編オンナ編に分けるのはどうなんだ?ってのはひとまず置いておいて、女性が女性であることで抱える問題は、女性の問題ではなくマジョリティである男性が押し付けている男性の問題なのだから、男性こそ読むべき漫画だと思う。
  • 2025年8月15日
    GOAT meets(01)
    GOAT meets(01)
    まだ読んでいる途中だが、金原ひとみさんの『海とか蝶とか怖い夢とか』が面白かった。 「自分は特定の国に対する帰属意識はない」「人間って誰でも加害的な側面は持ってるでしょ」と言えちゃう人が自国の圧倒的な加害性、暴力性に直面する話。
  • 2025年8月14日
  • 2025年8月14日
  • 2025年8月13日
    ヘイトをとめるレッスン
    ヘイトをとめるレッスン
    レッスン2「マジョリティへにヘイト表現もある?」読了。 マジョリティへの侮辱行為はヘイト表現にはあたらないが、場合により、例えば男性へのヘイト表現もありうる。歴史上または社会分脈上、ある集団が蔑まれているときにその侮辱行為等はヘイト表現となる。 また、子ども出入り禁止ゾーンにも言及している。本来の目的を遂行するために他に手段がない場合に限り特定集団の出入りを禁止できうるとしている。
  • 2025年8月11日
    ヘイトをとめるレッスン
    ヘイトをとめるレッスン
    レッスン1を読みました。レッスン1は「ヘイト表現とは何か」。 ヘイト表現は何かを考えると、その標的となるアイデンティティについても考えさせられる。アイデンティティは変えることができない属性と言われるけど、職業とかもアイデンティティの一つだろうし、ある職業に対するヘイト表現もあるよなと思ったり。
  • 2025年8月9日
    インディ・ゲーム新世紀ディープ・ガイド──ゲームの沼
    タイトルからは想像できないくらい骨太なゲーム批評。ゲームは今も進化し続けている表現形式ということを再認識させてくれる。最後にゲームをどういうカテゴリに分けて論じているか見てもらえば、この本のスタンスがわかってくれるんじゃないかと思う。 戦争 インターネットと現代社会 歴史 フェミニズム LGBTQ+ 音楽 アート アニメ 文学
  • 2025年8月9日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    本作には、マイクロアグレッションが頻出する。例えば、登場人物が英語を話す場面で、たびたび「XX国特有のキツい訛りで」と描写される点だ。これは物語上の必然として訛りを強調しているのではなく、白人アメリカ英語を無意識に基準とし、それ以外を劣位に置く価値観の反映と言えるだろう。こうした記述は、読み手の多様な背景を想定する視点を欠き、結果として差別的ニュアンスを帯びていると思う。 また、異星人に対して主人公が勝手に名前をつける描写も同様だ。仮に呼称が必要であっても、「便宜上◯◯と呼ぶ」などの留保を置くことは可能だったはずだ。それをせず、あたかも命名権が当然のように振る舞う姿勢は、植民地主義的な態度を想起させる。これらはいずれも、キャラクター造形として意図されたものというより、作者自身が持つ無自覚な加害性をそのまま映し出しているように見える。 物語の展開もきわめて安易である。主人公はかつて執筆した論文を、世界の全権を握る人物から高く評価され、地球外生命体の研究という栄誉ある任務を与えられる。偶然にもその研究で世界初の繁殖に成功し、さらに極めて稀な体質を持つため、宇宙船搭乗者に選ばれる。しかも、その航行は燃料の制約により片道切符であり、帰還不能という状況設定までが「英雄的自己犠牲」の演出として付け加えられる。宇宙での探査では、地球人として初めて知的生命体と遭遇し、自らの論文の仮説が正しかったことまでも証明される。 このように、重要な成功や発見がすべて主人公の手に収まり、しかもその経緯が偶然と都合の良さで積み上げられていく構成は、「気がつけば自分が英雄になっていた」という自己投影的ファンタジーに近く、物語としての成熟を欠いている。 色々な人の感想を読む限り、上巻だけで既に「面白いか面白くないか」を判断してもよさそうなので、下巻は読まないこととする。
  • 2025年8月7日
    「働けない」をとことん考えてみた。
    がんばって仕事をするのに怒られてしまう私のための本かもしれない。
  • 2025年8月6日
    村上春樹のせいで: どこまでも自分のスタイルで生きていくこと
    村上春樹の半生を描いた作品。著者は村上春樹が発表した文章は全て読んだのではないかというくらい詳細だった。 村上春樹が描く「男の子らしさ」「強さ」は今の時代にはそぐわなくなっているように感じる。(あとこの本では言及されなかったが、女性の表象の仕方も問題はあると思っている。) 時代の価値観がどんどん変化していくなかで、村上春樹の作品は残っていくのか、興味がある。
  • 2025年8月1日
    BRUTUS(ブルータス) 2025年 8月15日号 No.1036 [文芸ブルータス 2025夏] [雑誌]
    電子書籍版ではジョージ・ソーンダーズやハン・ガンが載っていないということで紙の本を購入。反差別デモに行った帰りに読んだということもあり、ジョージ・ソーンダーズの『ラブレター』がとても刺さった。ここに書いてあることは未来の日本だ。
  • 2025年7月28日
    アトウッド『侍女の物語』『誓願』6月
    この本を読みながら、国の最高法規である憲法というものについて考えていました。 この小説で描かれているディストピア国家は聖書を憲法のように扱っています。しかし、このディストピア国の聖書は、(1)国民に公開されておらず、(2)恣意的な解釈に基づいて統治を行っており、その点で日本国や他の国の憲法とは異なります。 当たり前のことだけど、憲法は、(1)誰でも読むことができ、(2)どのように解釈されているのか明らかにされていることが全体主義に抗うために必要なことなのだと思いました。 そして、最後に書かれていたクレア・キーガンの『ほんのささやかなこと』をとても読みたくなりました。
  • 2025年7月22日
    よりみち部落問題 (ちくまプリマー新書)
    途中、部落とは関係ない自分語りが多かったのではないかと感じたが、読み終わってみると、部落出身者という当事者の1人がどのように生きてきたか知るうえでは必要な記述だったし、何よりも最後の議論結論を深く理解するうえで必要なものであったと思う。
  • 2025年7月16日
    文藝 2025年秋季号
    齋藤美衣さんの文章と村田沙耶香さんの小説が怖いくらいシンクロしていてゾワっとした。
  • 2025年7月8日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    まだ序盤ですが、主人公というか著者の「無自覚な加害性」が透けてみえて、なかなか読み進められない。もう少し読むと気にならなくなるのでしょうか?
  • 2025年7月8日
    村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』4月
    ねじまき鳥をまた読み返したくなった。 ノルウェイの森を読んだだけで他の村上作品を敬遠した人は、この解説本から読んでみると違った印象を受けるかも。
  • 2025年6月27日
    生きるためのブックガイド 未来をつくる64冊
    執筆者陣の素晴らしさはもちろんだけど、この人たちに執筆依頼を出してまとめた編集者の人は素晴らしいなと思った。 身近にいる小中高生に配ってまわりたい。
  • 2025年6月23日
    文学キョーダイ‼ (文春e-book)
    文学キョーダイ‼ (文春e-book)
    著者のお二人がはっきりと世界平和を掲げているところが素晴らしい。我々がしていること平和に繋がっているだろうか?
  • 1900年1月1日
    GOAT meets(01)
    GOAT meets(01)
    今村空車『聞書・榎家杏楽累代』を読んだ。昔話から突然現実に引き戻される感覚が、子どもの頃に祖母から戦争の話を聞いていたときの頃を思い出した。
読み込み中...