法月綸太郎の功績 (講談社ノベルス ノB- 9)

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たかせ@takasen2026年2月21日読み終わった法月綸太郎シリーズの短編集。 このシリーズ初めて読んだけど、文章とても読みやすくスラスラっと読めた。 短編だから結末はちょっと強引に感じるものもあったけど、おおむね楽しめた。発行が2002年ということで、今読むと時代を感じる要素がいくつかある。 以下うっすらネタバレ注意 「イコールYの悲劇」 えっ?という結末でかなり衝撃だった。浮気する男はろくなものじゃないのになー 「中国蝸牛の謎」 お話の題材はとっても面白く、蝸牛の生態についてや対称についてなどの雑学部分に関心をひかれつつ興味深く読み進めた。それだけに、結末にやや消化不良。 対談の語り口からしてあんなに意欲的に次作を語っていたのになー 「都市伝説パズル」 ミステリとしてわかりやすく面白かった。ダイイングメッセージの目的がカギ。早い段階でそこには気づけたものの肝心の犯人を見誤ってしまった。最後はちょっとゾッとするのも都市伝説ぽくて良い。 「ABCD包囲網」 嘘の自首を何度もしてくる男、というちょっと面白い題材。この話が一番無理がない印象。 2000年頃の個人サイトの日記の解像度が高い。引用部分の「…って、大丈夫か?>オレ」という箇所の書き方懐かしすぎて転げ回った 「縊心伝心」 最後の一編でようやく犯人を当てられた!警部は犯人に同情してたけど、被害者のほうもこれじゃああまりに可哀想だよなぁ… 余談だけどこの話の最初のほうで差し込まれた、「もしかしたら自分も親もとっくにぼけていて、これも妄想なのかもしれない」という妄想がなかなかシュールで面白かった。日常シーンに差し込まれる突然の世界観崩壊の妄想がわりと好き。
きらた@kirata2023年6月17日読み終わった再読“=Y”のダイイングメッセージ·殺人現場の外に作られた密室·都市伝説に擬えた血文字 等、5篇が収録された、法月綸太郎シリーズの中短編集 そろそろ新作長編が読みたい‥なんて夢を抱きながら再読 やはり法月父子の会話を見ると心が和むし、このシリーズが好きと思い知らされた