ボーイング 強欲の代償
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- masarumilano@masarumilano2026年8月27日読み終わった最も印象に残ったのは、ボーイングによるマクドネル・ダグラス買収そのものではなく、買収された側であるハリー・ストーンサイファーが、その後のボーイング経営に大きな影響力を持ったことである。 特に、マクドネル・ダグラス株主への1.3株交換という条件が、結果的に同社経営陣の発言力や影響力を維持させ、ボーイングの企業文化変容を招いたのではないかという疑問を持った。 また、ボーイングはストーンサイファーという「薬」あるいは「スパイス」を求めたが、その効き目が想定以上に強く、本来の技術者中心の文化を変質させてしまったのではないかとも感じた。 さらに、この問題は航空業界特有のものではなく、1980年代以降に強まった株主価値重視の資本主義の流れと深く結びついていると考える。企業経営者が「良い製品を作る人」から「資本を効率的に運用する人」として評価されるようになったことは示唆的であり、自社が外資ファンドから資本効率向上を求められている現状とも重なって見えた。 その一方で、企業は株主だけのものではなく、顧客、従業員、取引先、地域社会、株主といった多くのステークホルダーのために存在すると考えている。 経営の役割は、そのすべてを完璧に満足させることではなく、それぞれを一定水準で満足させるバランスを取ることにある。そして、その難しい利害調整を実現できる経営者こそ、高い報酬に値する真に優れた経営者であると考えている。
シクロ@sicro_shirokuro2025年4月14日読み終わった一通りには解釈できない複雑な現実をこういう風に解釈することは可能であり、妥当性があると思う。強欲の主体は個社ではないだろうという直感の元、読み進めたがその通りだった。政治的な体制、経済的な体制という前提・環境の下でどうあれるか。自分の思想と環境が合う時、追い風となり、暴走することがある。暴走に歯止めをかけることは現実には非常に難しい。


