「内向の世代」初期作品アンソロジー (講談社文芸文庫 くA 7)

「内向の世代」初期作品アンソロジー (講談社文芸文庫 くA 7)
「内向の世代」初期作品アンソロジー (講談社文芸文庫 くA 7)
古井由吉
坂上弘
後藤明生
阿部昭
黒井千次
講談社
2016年1月9日
1件の記録
  • 白樺
    白樺
    @shilacaba
    1900年1月1日
    後藤明生『私的生活』の60頁、自分に言うてんのかと思った "「なに?」と彼女は、私の頭の方からかがみ込んで顔を近づけてきたので、束ねていない彼女の髪の毛でわたしの視界は真っ黒になった。"良すぎる 黒井千次『闇の船』 "綿貫敬助は包茎に違いないという確信だったのだ。──どこか残虐な幼児性は、その小さな包茎に根ざしているのだ ──少年期に少年らしく手淫にふけっていれば、皮は固くなったあの尖端から自然にむけてくるにきまっている。自分の身体もろくに自分で操作出来ない奴に、他人を支配するなどということの出来る筈がない。" 粗チンの偏見、たしか百年の孤独でもそういうのがあった 面白すぎる 阿部昭 『鵠沼西海岸』 心が消えていくような、雨に、砂に声と命が吸い込まれていく感覚だった
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