われら闇より天を見る 下
4件の記録
畑@hatake_ager2025年12月20日読み終わった「もう大切なものはたった一つしかない」そう思い詰めることを、少なくともこの物語の脚本は美化しない。対話を投げ捨てたことでいくつもの可能性が閉ざされ、血が流れていく。全ての過ちは取り返しがつかない。失った命や信頼は戻らない。何もかも忘れて明日を生きていけはしない。 終盤、最も孤独な人物が「君をひとりにしない」と歌う。いちばんひとりの人が、全てがこぼれ落ちていく岸壁に立ち、間違いだらけの方法で、差し出すことを選ぼうとする。それは炎だ。それは希望では決してない、守るべき人に新たな傷さえつくり、しかし、だが、無ではなかった。




