本屋lighthouse "悪魔祓い (岩波文庫)" 2026年3月3日

悪魔祓い (岩波文庫)
悪魔祓い (岩波文庫)
ル・クレジオ,
高山鉄男
土曜日の志津でのブックフェス時に購入し、ちまちまと読み始めた。返品不可の、カバーも本文も色褪せはじめた岩波文庫。 コップや鏡や壜、その他のものを手にとる。そしてそれらが声低くつぶやいているものに聞き入る。道路や橋や、空中に立ってじっと動かないクレーンなどを見つめる。すると沈黙は破られて、目を見開かせるような小さな模様や、痕や十字のしるしや文字が不意に現れる。文字は男たちや女たちに告げるのだ、道路も橋もクレーンも生きていると。(p.46) バイト先の本屋にある、実質的に売れ残りと化してすらいる岩波文庫は、私に対してのみ声を発している気がする。
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