村雨菊 "遠い水平線" 2026年3月3日

遠い水平線
遠い水平線
アントニオ・タブッキ,
須賀敦子
『インド夜想曲』と須賀敦子さんが好きなので読んでみた。 身元不明の死者の正体を探るため、主人公がいくつかのヒントを元に、様々な場所を訪れていく。探している人と探されている人の境界が曖昧になり、現実なのか夢なのか、正気なのか狂気なのか分からない境地に読者も迷い込む。過去もテーマになっていると思う。 全体的には不思議なムードなのだけど、大枠のストーリーはしっかりとあるし、主人公が訪れる場所の描写はとても細かくて具体的なところが、この著者の特徴なんだろう。
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