
紫嶋
@09sjm
2026年3月1日
皇后の碧
阿部智里
読み終わった
借りてきた
同じ作者の八咫烏シリーズは途中まで読んだことがあった。
あちらは和風の世界観なのに対し、こちらはより西洋ファンタジーの要素が組み込まれた作品となっている。
とはいえこちらもまた、作者が得意とする「後宮物語」であるため、後宮周りの描写や仕組みには不思議とどこか東洋の価値観やニュアンスも感じられた。
この『皇后の碧』にも、数多の魅力的な女性達が登場する。後宮という舞台で、さぞドロドロバチバチした女の争いが……と思いきや、逆に彼女らのスカッとするような気持ちのいい絆が垣間見える物語であったように思う。
自由に、強かに生きる女たちの物語だったのかな、と読み終えた今は感じている。
後宮の謎が少しずつ明かされていくプロセスも、最後まで惹きつけられた。
この作品が今後シリーズ化するのかはわからないが、四大元素の精霊達が生きる世界は丁寧に作り込みがされていて、さらに広げることもできそうな印象を受けた。
次作が出ることがあれば、是非読んでみたい。