ゆめ吉 "マリリン・トールド・ミー" 2026年3月3日

マリリン・トールド・ミー
コロナ禍の大学生活をとても閉塞感に包まれて過ごす瀬戸杏奈。私も2021年入学だったので、苦労しました。共感できる内容で、とくにジェンダーに踏み込んだ話が印象的です。今、とても苦しいので読むのも苦労しました。女だから男だからなどは感じていない環境をあえて選んでます。マリリンモンローは生きている、モンローは苦しんだ。フェミニストの先駆けである。などの写実性は的確だなと思います。特に、注目したのがこれです。 「昔の文献を読むときは、それが書かれた時代についても読み解いていくことが必要です。この当時の人にとって〈モンローのような女〉という言葉がどこまで一般的だったのか、そういう、当時の人にとっての〝普通〟ってわざわざ書かれないものだから」(p.72) 文学研究をするときも、考古学を勉強するときもとても必要な概念だと思います。サラッと書いてあるがとても意表を突いた文脈だと思います。 マリリンモンローを学術としてみて、また、フェミニストの先駆けとして描かれた小説です。 reads,Thanks !
マリリン・トールド・ミー
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