
辰巳
@divinus-jp
2026年3月3日
あいたくて ききたくて 旅にでる
小野和子,
志賀理江子,
清水チナツ,
濱口竜介,
瀬尾夏美
読み終わった
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田舎の曾祖父母はなぜか母屋ではなく蔵に住んでいた
食事も別だったし、東京のコの私はなんか変だなと思っていたけれど、それが普通みたいで、代が替わると祖父母が今度は母屋をでて作業小屋に移った
このなかで民話の「おじいさんは山へ柴刈りに」について書かれています
年老いて村の稲刈りや屋根の葺あいにでられない、村の共同体にいられない老夫婦は田畑を手放して共同体の外の山にいく
また山の仕事も体力がいるので加わることができない
そういう年寄りと子供は柴を刈ることだけは許されたいた、という話が紹介されている
山へ芝刈りに、の民話の多さはそういった村の共同体から外れた老夫婦の多さではないか、と
私にとってはひどくリアルだった
ちょっと前、YouTubeで【怪談×民俗学】人生の節目には「魔」が潜む?生と死を分ける日本の儀礼
https://www.youtube.com/live/9D8tgmVhN-c?si=XQYYjCwJ9cbDpvkl
をみていたら興味深い表がでてきて、古本で買ったのが「村と村人」日本民俗文化大系9
ここにもそんな村の暮らしが書いてあって、写真もある
私はギリギリ、そんな暮らしを知っている
でも、あっという間になくなっていった
ここに聞き取られたお話は、民話でたり、昔話であり、戦争体験であり、怪談であり、拉致被害であり、すべて壮絶な影がある
この本でも民話を記録していくことを影踏みのようだと書いておられる
影はいまは、村からなくなったとしても、町の灯りやネットの光の後ろにもいる
都市伝説や炎上に形を変えているけれど、そこには壮絶な影がある