本の間ちゃん "カフネ" 2026年3月4日

カフネ
カフネ
阿部暁子
食が繋ぐ人間の暖かく綺麗な物語。 と思って読んだけど全然良い意味で裏切られた。 その人の痛み、苦しみはその人にしか分からない。 だけど自分にできることがある。 そんな薫子に目が離せなかった。 読んでいくとわかる春彦の真実。 一つ一つ回収されていく違和感の正体。 全てが明らかになった時涙が溢れた。 姉弟の愛、人を助けたいという愛、そばにいたいという愛。そのどれもが間違いなんかじゃなく、それらはその人を動かす原動力になる。 生きていく中で感じる辛さや葛藤が綺麗に練り込まれていて、考えさせられた。 せつなも終盤に連れて人間味が強くなってくのが良かったなあ。 他人には自分に見えない側面を持っていて、一人一人想像できないのような悩みを抱えている。 それを頭において生きていかないとな。 良い作品を読んでこんなアバウトな感想しか抱かない自分に腹が立つ!けど仕方ない!! あー面白かった。料理の描写もとても素敵ですごくご飯が食べたくなった。こんな深夜だけど笑 最後に、薫子とせつながどんな結果であれ幸せであれ!!と思った。カフネ、良い言葉ですね。 私も母に髪を撫でてもらうのが好きだったのを思い出した。
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