しおり "ケーキの切れない非行少年たち" 2026年3月4日

しおり
しおり
@Kaffee5888
2026年3月4日
ケーキの切れない非行少年たち
数年前に話題になっていたものを図書館でたまたま見かけて借りてきました。さらっと読み切れるくらいの分量でした。 まず最初に、何かをする、例えばお金を用意するなどの状況の際に犯罪を行う、という選択肢が普通にあり得るという事実に驚いた。自分には無い考えだ。この新書は犯罪を犯してしまう「悪い」子供達の話ではなく、認知の歪みや知的特性を持つ子どもたちが理解されないまま犯罪に手を染めて「しまう」話だった。ケーキを切れないのも、勉強ができないのも、そうしたいわけでは無いのだ。障害を持つ子どもたちがそれを理解されずに普通の子達と同じ勉強についていけるか、と言えばそれは難しい。ただそれを理解せずにただただ「あの子はできない」の烙印を押されてしまう、そしてその子達は「自分は何をやってもうまくできない」と自信の喪失をする。そうやって、次第に短絡的に動くようになってしまうのだ。 自分はそういう人たちがいるという事実をここで改めて知った、からこそそういった子供達がいると思って接することができる。ただ、それを理解していない大人がそのような子供と向き合う立場にいたら?と思うと、どうにかならないものか…と思ってしまう。視野の狭い大人はたくさんいる。だから虐待もいじめも起こる。子供達それぞれに適した環境が整えられる世界なら、いいのにな。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved