ラスコーリニコフ "若きウェルテルの悩み" 2026年3月4日

若きウェルテルの悩み
若きウェルテルの悩み
ゲーテ,
酒寄進一
たしかに、ぼくらは他人を自分と比べ、自分を他人と比べるようにできている。だから、幸福になるのも、不幸になるのも、比べる相手次第ってわけだ。なにより危険なのは孤独だ。ぼくらの想像力はその性質上、どんどん羽ばたくものだ。文学が作りだす虚構のイメージどおりに物事に序列をつけるなら、ぼくらは最底辺に位置づけられる。自分以外はみんな素晴らしく、完璧だと思えてしまう。これは自然のなりゆきさ。ぼくらは自分にはいろいろ欠けていると感じ、自分に欠けているものにかぎって、他人が持っていると思う傾向がある。 自分がこれまでずっと感じてたことがズバリ言語化されていた。遥か昔のドイツで。ゲーテによって。 時代も国も違う人は遠い存在のように思えるけど、考えていることは同じようなものだったりする。文学は時も言語も超える。
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