JUMPEI AMANO "〈帝国〉と身体" 2026年3月4日

JUMPEI AMANO
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2026年3月4日
〈帝国〉と身体
〈帝国〉と身体
周東美材,
山口みどり
「はじめに」を読む。再浮上している〈帝国〉の問題、望ましい「身体」とジェンダーの作用、帝国による抑圧・搾取と夢・憧れの連続体への注視。どの論考も面白そう。 最初に気になっていた第6章「歴史のなかのジャニーズ性加害問題」(周東美材)を読む。めちゃくちゃ面白い論考だった。目的は以下の通り。 〈ジャニー喜多川による性暴力は、アメリカという優越性を抜きに考えることはできない。だが、その強制的な抱擁は、単純な加害行為ではなく、少年たちのアメリカに対する夢や憧れを刺激しながら実行されたものでもあった。暴力と夢は背中合わせだったのであり、その両義性は少年たちを呪縛し、さらにはこの国のメディア産業をも呪縛していたのだ。そこで本章では、一九六四年にデビューした四人組グループのジャニーズに焦点を当て、一九五〇〜六〇年代における彼の性暴力が、いかなる条件のもとで可能となっていたのかを歴史的に明らかにしていく。〉(188-189頁) 代々木練兵場、米軍基地、ワシントンハイツ、東京オリンピック、選手村、NHK放送センター。性暴力の隠蔽と継続を可能にした空間的な連続性もまた恐ろしい。最後の問いもとても興味深い。今後の研究に期待。 〈ジャニーズの性加害問題を考えたとき、ジャニー喜多川にとって沖縄とはどのような意味をもつ場所だったのだろうか。〉(216頁)
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