ずんだ文芸部 "失われた貌" 2026年3月4日

失われた貌
失われた貌
櫻田智也
この頃、ミステリー小説はとにかく奇想天外なトリックや濃いキャラのものを読むことが多かったからこそ、本書の「お出汁」のような、絶妙なミステリー作品が染みた。 正直、派手さは全然ないんだけど、警察の地道な証拠集めやら小気味良い会話やら、地に足のついた地域コミュニティやらとにかく「なんか良いなぁ」と読んでてずっと心地良かった。 かといって、警察小説にありがちな硬派な感じもそこまでないし、ハードボイルドとも違うから、絶妙に新鮮なサスペンス小説という気がする。 「なんか分からんけど良かったなぁ」という読後感をじんわりと感じてる。
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