失われた貌

47件の記録
- 雫@sukinamono2025年10月10日読み終わった『失われた貌』は自分のお店に入荷してきた時から気になっていた作品なんだ〜。なんせ、帯に伊坂幸太郎、米澤穂信のコメント!信頼してページを捲れる。 伏線回収がすごくて、いろんなところに散らばった点が最後に全部つながる様は読んでいて本当に気持ちよかった。ミステリーの醍醐味がぎゅっと詰まってた! ニュースを見ていて、「この人捕まったけれどその後ってどうなってしまうんだろう」って考えることがたまにある。捕まって終わりではないから。その人が悪いことをしたということはもちろん目を逸らしてはいけない事実だけれど、反省した後にも人生は続くものであって。家族がいたり、1人ではやっぱり生きていけないものだ。その点についても警察の視点から警察としての正義を貫きつつ言及してくれていた描写がよかったな。 そして、妊娠している友達の影響もあってか、どうしても親目線で読んでしまった。子供いないのに! 自分が捕まろうと、犯罪に手を染めることになろうと、自分の子供を「犯罪者の子供」にしたくないという想い。わたしはこの考え方に100%同意できなくて、それが怖くて子供を望めないのかも!と思ったりしちゃったり。 子供のためならなんだってできるんだろうか。胸を張ってできる!って言えないから子供なんて作れないと思ってしまう。 子供を産んだら自然とそういう考え方になっていくものなの? わたしが親であることでその子を不幸にさせてしまう確率が1%でもあるならわたしは産むことができないよ〜と弱腰だ。 と、思いつつも、この間友達のお姉ちゃんの子供と遊んでそのあまりの可愛さにとろけてしまった。きっと友達の子供にもメッロメロになって、気づけば服従してるんだろうな。 自分が子供を持つかどうか——それは、これからじっくり向き合っていくテーマなのかもしれない。 まさかミステリー小説を読みながら、そんな決意をすることになるとは思わなかったけど。
- ふくとみー@fukutommie_books2025年10月6日読み終わった顔を潰された遺体の発見から始まり、いくつもの事件が絡まっていく。 なのに、各事件にも登場人物にも混乱することなく、鮮やかに脳内に浮かび上がる。映像化しても面白そう。後半の怒涛の伏線回収は圧巻! 会話がところどころユーモラスで、洋画みたい。
- ふーる@fool62025年9月6日読み終わった顔を潰された身元不明の死体、捜査が難航する警察の前に別の事件が。帯に「伏線回収」「どんでん返し」とあるが警察の地道な捜査の集大成という印象。先に与えられたピースが正式な手順で合わさる上手さ、タイトルも見事
- mion@mion_11072025年9月6日気になる伊坂幸太郎も大絶賛! 担当作品累計1200万部超の編集者が語る『失われた貌』の本格ミステリーとしての力「本作には本物の『伏線回収』と『どんでん返し』がある」【櫻田智也×新井久幸インタビュー後編】(ダ・ヴィンチWeb) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/ba55757ae76daff481786c65518afa42c78aa5e5
- 草大福@yadokari152025年9月4日読み終わったうわー面白かった。第一章からパラパラ散りばめられた伏線がちゃんと回収されていってすっきり!そして入江やマスター、剣菱弁護士など、脇を彩るキャラクターも話を読みやすくしてくれている。最後まで新人としか呼ばれない新人が不憫すぎる……だがそれがいい。 全体がよくまとまっていてとてもよくできたミステリ小説だった。櫻田さんお得意の押し付けがましくない温かい人間関係もあり、とてもよかった。 でも不思議と、誘蛾灯とサーチライトシリーズの方が「好き」ではあるなぁと思ってしまった。先に読んで思い入れがあるからかなぁと思いつつ。でも面白かった。一気読み〜。(背負い投げ〜の言い方で)
- 読書猫@bookcat2025年9月2日細かいところにまで手が行き届いた王道の警察小説、初の長編小説でこのミステリー筆力の高さ、すご “驚くべきことに、イガグリ公園に栗の樹はなかった。この事実に交番の巡査は気づいているのだろうか。”
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年9月1日読み終わったお見事! 読み終えてついそうこぼしてしまいました。散らばっていた要素が最後には余すことなく結びつく。え、それも回収してくれるの!?という嬉しさに満ちた作品です。骨太な警察小説であり、良質なミステリでもあり、奥深い人間ドラマでもある……こんなに贅沢な作品が他にあるでしょうか。
- JJMalone@JJMalone2025年8月21日読み終わった米澤穂信の『可燃物』を彷彿とさせる骨太の警察小説。主人公の日野は家族や同僚、特に部下の入江との関係が当初微妙だったが、捜査の進展とともに彼の存在感が増し、入江との関係も改善していく様子が楽しかった。事件の真相は胸が痛むものだが、どこか希望を含んだラストが印象的だった。魞沢シリーズとはまた違った魅力があり、こちらもシリーズ化希望。
- ペリパリ@mera-gaia991900年1月1日読み終わった読み始めてしばらくは警察モノだと思っていました。でも警察も人間だもんね… 流されまくっているように見えながら、要所で発揮する鋭さで事実に迫っていく様が気持ちいい。こういうキャラクター大好き。 お前が担当刑事じゃなかったら誰一人幸せになれなかったよ