
べりん
@ngske94
2026年3月4日
博士の愛した数式
小川洋子
読み終わった
80分しか記憶がもたない数学の博士と、そこで働く家政婦の女性、そして家政婦の息子の3人をメインにした心のつながりの物語です。
先日、推しのイベントで本人から勧めてもらって読みました。
この本を読み終わり、私には強く心に残ったセリフがあります。
「1-1=0 美しいと思わないかい?」
私はこれを、忘れても消えない思い出の美しさのことだと思いました。
出会えて、思い出ができる。これが、1。
でも忘れて、その思い出がなくなる。これが、-1。
これを数式にして計算すると、0になる。
一見、切ないことのように思えます。
でも博士は「0がある」と捉えているのです。
出会えなければ、0すらもない無…
そう思うと、忘れられて0になっても、0があること(出会えた事実や思い出はちゃんと"ある"こと)は尊くて暖かいなと思いました。
この本を教えてもらったその夜に、推しは3ヶ月後に芸能界引退することを発表しました。
もう少しで、推しと私はお別れです。
イベントには何度か参加したけど、熱心なファンに比べると熱量は高くありませんでした。
だから、いつか推しは私を忘れてしまうと思います。それは仕方ないことです。
でも、推しの心にいつまでも0があると思えて、良い推し活できたなと思っています。


