

べりん
@ngske94
月3冊を目標に読んでいます。
- 2025年10月4日
- 2025年9月20日君のクイズ小川哲読み終わった久々に手に取った小説でした。 生放送のクイズ大会決勝で対戦相手がまさかの問題文読み上げ直前に解答、それが正解で優勝を攫われる… なぜそんなことができたのかを突き止めていく物語です。 自分は1人の視聴者としてクイズ番組を見ているので、クイズプレイヤーがどんな思考で臨んでいるのかをほんの少しでも体験できた気分になりました。 (まさか問題文の読み手の口の形までヒントにしてるなんて…苦笑) そしてオチはまさかの展開。 頭の良い人に大いに手のひらで転がされた気持ちです!!笑 最近の読書ではビジネス書や啓発書を読むことが多かったです。 久しぶりの小説は、作中の世界に吸い込まれることで自分のものとは違う人生を疑似体験できて面白かったです!
- 2025年9月16日葉桜の季節に君を想うということ歌野晶午気になる
- 2025年9月14日世界は行動経済学でできている橋本之克気になる
- 2025年9月14日やり抜く力アンジェラ・ダックワース,神崎朗子読み終わったハイキューのメッセージそのもののような1冊です。 日向、及川、北、佐久早を思い出しながら読みました。 才能より重要なものがあるということを、証拠と共に示されていることは希望であり、同時に厳しさでもあると思いました。 努力して成長する。 当たり前のことですが、それが何かを成し遂げるための道筋なんです。
- 2025年9月11日
- 2025年8月26日
- 2025年8月26日具体と抽象細谷功読みたい
- 2025年8月26日忍者の技術 解剖図鑑習志野青龍窟気になる
- 2025年8月26日正欲朝井リョウ気になる
- 2025年8月25日青木世界観 (文春e-book)尾崎世界観,青木宣親買った
- 2025年8月25日読み終わった読書習慣をつけたい!と思い、まずは自分にとって敷居が低い「好きなスタバがテーマの本を」と手に取りました。 商品、お客様、従業員それぞれに愚直なまでに熱心に向き合い、現状維持に抗いながら挑戦してきたことこそがスタバのブランドとして受け入れられたのだと学びました。 ビジネス書でありながら、私自身が日常生活でも使えそうな考え方も多く記されていたのがとても興味深いです。 特に従業員育成については、「従業員が働きたいと思える組織であれ」というベースのもと、待遇から育成まで充実しているとありました。 「上司は部下に奉仕し、惜しみないフォローをせよ」という理念は、昨今の高校野球の暴力問題もこの精神が根付いているときっと起こり得なかったのではないかなと思います。 結果を出すのは当然大切でありながら、その結果を出すには従業員にとって働きやすい環境でなければならないという考え方は、今後私が会社で立場が上がるときにも忘れずにいたいです。
- 2025年8月25日文化系のための野球入門中野慧読み終わったもともと野球観戦が好き(競技経験はありません)、そして昨今の高校野球の暴力問題もある中、このタイトルの本には高校野球に根付く問題の整理がされているのではと期待し手に取りました。 特に印象的だったのは「学生野球のプロフェッショナル化」と「スポーツの意義」についてです。 「学生野球のプロフェッショナル化」は、野球部に所属する生徒が野球だけに特化して学生生活を送る状態です。その場合の多くは勝利・実力至上主義の世界観に支配されています。 スポーツなんだから勝ちを目指すのは自然なことではあるのですが、学生野球はあくまでアマチュアです。 アマチュアとは「競技の他に本分がある身分」のこと。 学生野球であれば学業、社会人野球であれば社業が本分です。アマチュアの選手は本分の傍ら、野球をプレーしているのです。 ところが、(特に強豪私学の)野球部ではアマチュアリズムが置き去りになり、有望な中学生を特待生や推薦で入学させ、学業成績や進学を優遇しながら、野球部の主力選手とする動きがよく見られます。 この本は、学生生活からアマチュアリズムがなくなり、プロフェッショナル化することに思いを巡らせるきっかけになりました。 「スポーツの意義」は、スポーツはそもそも健康のための体育をしながらゲーム性を楽しむものでないかという提言です。 この本によると野球はそもそも、明治時代の学生の運動不足解消のために広まったものとのことです。(それがなぜ国民的スポーツになったかの背景や歴史は、実際に読んでみてください) 現代では、健康のために運動が必要であることは様々な科学的知見から明らかです。 健康な身体つくりのために筋トレやストレッチをすることは良いのですが、そればかりだと運動が単調になりがちです。 そこで運動にゲーム性を持たせた、「スポーツ」を楽しもうという考えが、この本ではなされています。 先に書いた通り、野球部はプロフェッショナル化が強くなっている一方で、スポーツとしての野球はもっと気楽で敷居の低いものであっていいと提言されています。 これについては私も同意していて、何か高校野球を見ていて知らないうちに野球をプレーする敷居が高く感じていました。 ところが草野球でも壁当てでも、野球を楽しむことに何も敷居はないと思います。 野球の歴史を教養として知ることができ、また野球のあり方について考えを巡らせるきっかけとなる本でした。
- 2025年8月25日マイクロスパイ・アンサンブル伊坂幸太郎気になる読みたい
- 2025年8月25日読み終わったとても面白く読み進められました! 私自身が持つ「当たり前の考え方」を問う事例をもとに内容が進み、最後にそれらを踏まえて文化人類学とはどういう学問かを明らかにしてくれます。 読み進めて興味深かったのは、文化人類学は成果を出すのに非常に時間と労力を要する点です。 現代社会は情報化が進み、インターネットやテクノロジーも発達したことで、我々は欲しい答えに簡単にアクセスできるようになりました。 私自身も、調べ物はすぐにスマホで検索し、手っ取り早く知識を得ることがよくあります。 一方で文化人類学の研究は、多様な考え方を理解するために研究者自身が実際に異文化の地域に身を置き(現地の言語を学習し、原住民と共に生活する)、そこで気付きを得ることが成果となります。 それは文字通り、一朝一夕では得られないものです。 凄く効率悪いじゃん!と思ってしまいますが、自分に確立された常識や考え方と異なるものに触れ、新たな考え方を見つけるとともに、自分自身が意識していなかった考え方を自覚出来ることが文化人類学の魅力なのだと思います。 この本を読んでいるだけでも、読者自身の考え方が当たり前ではないと気付く場面がたくさんあると思いますよ。 例えば私は、葬式を2度行う地域があることに驚きました。 私(日本人)とは異なる世界観を持っていることに起因するのですが、それは実際にこの本を読んでみてください。 世の中、簡単に得られる情報ばかりじゃないよなと改めて思いました。 文化人類学のように世界の異文化を対象にしなくても、身近な人(たとえば気の合わない上司とか)を慮れるようになるきっかけの1冊になりました。
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