もぐもぐ羊 "未来散歩練習" 2026年3月4日

未来散歩練習
未来散歩練習
パク・ソルメ,
斎藤真理子
『チボー家の人々』について斎藤真理子さんのエッセイ『本の栞にぶら下がる』を読み直してから『未来散歩練習』に戻ってきた。 釜山アメリカ文化院放火事件についてはそういう事件があったことは知っていたけど韓国近現代史の時系列のどこでどういう経緯で起きたかは知らなかった。 この事件の存在は同じく斎藤真理子さんの『韓国文学の中心にあるもの』で知った気がする。 この本の中では事件の詳細については描かれていないが、放火で逮捕され収監された叔母のユンミ姉さんとスミが直接的には事件については会話しないが、周りの大人の態度や言動でスミがユンミ姉さんが何故収監されていたかを知る。 一方で作家が釜山を拠点に行動しながら地元の人たちと交流する日々が淡々と綴られる。 感情表現は最低限で見たものの描写で進行していくのにここまで引き込まれるのか不思議だった。
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