
草大福
@yadokari15
2026年3月4日
PRIZE-プライズー
村山由佳
読み終わった
この本を思い出すとなぜか、佳代子さんの作る料理が美味しそうだったことが真っ先に思い出される。料理が美味しそうな本はそれだけでもう魅力的だなと思う。
シスターフッドもの?と見せかけてちょっと違う気がする。むしろシスターフッドの危うさを描いているというか。
承認欲求はそっちでしたか。でもわかるよ、そうなっちゃうの。大御所の作家先生から頼りにされたら嬉しくて嬉しくてちょっとおかしくなっちゃうよね。しかも多分まだ20代で。
でもこれ、もし天羽さんが男性だったら、そして悪意を持っていたら、性被害という結末になってもおかしくないなと思った。そして実際のところ、そういうことってあるんじゃないだろうか。ファンとしての気持ち、支えたいという気持ち、認められて嬉しいという気持ちで若い人が大御所に向けた好意が、大御所から勘違いされて、もしくはいいように利用されて、ということは現実世界でもままありそうだと思ってしまった。作中でも少し触れられていたけど。
それはさておき、ラストの方の展開は見事でした。直木賞を取るのかどうか、ドキドキしながら見ていたけど、意外だけど納得の展開でした。天羽先生かっこいいわ。最初の方めっちゃ嫌だったけど、最後には何だかんだ天羽先生のファンになってしまった。
追記:いいまつがい好きなので、最初のページのアレでしばらく笑ってた。



