
草大福
@yadokari15
ミステリが好き。ホラーはちょっと怖いけど、ミステリ寄りなら読める。
- 2026年2月23日
ザリガニの鳴くところディーリア・オーエンズ,友廣純読み終わった没入感が凄い小説だった。もっと少女が可哀想で居た堪れない感情になるかと思ったけど、たくましく生きていく姿にハラハラしつつも、なんだか一緒に沼地の家に住んでいるような気持ちにもなり、かわいそう、よりは、頑張れ!と言う気持ちになった。 ジャンピンやメイベルやテイトがいてくれてよかった。 沼地の臨場感も凄かったけど、軽薄な男がカイアの心の隙間にスルスル入り込んでいく様や、カイアが心惹かれてしまっていく様の描写もすごかった。こういうのって大体「なんでそんな奴と仲良くしちゃうんだよー!」とイライラするけど、今回は「あー、まぁ、そうなっちゃうよねぇ」と納得しながら読んでしまった。もちろん「やめとけよ〜〜」とも思ったけど。帯に「この結末は墓場まで持っていきます」とあって不思議な煽り文だなと思ったけどよみ終わって腑に落ちた。 - 2026年2月18日
殺し屋の営業術野宮有読み終わったどんな展開になるのかわからずハラハラしながら読んだが、最後の1ページが素晴らしい。こんなに綺麗に着地する小説は久々に読んだ気がする。ただただ感嘆した。 展開としてはなかなか血生臭く、主人公も正義のヒーローとは言い難い。まるで人気悪役の誕生を描いたスピンオフものみたい、と思いながら読んだ。続編もありそうな終わりではあるけど、読みたいのかどうかわからない。面白かったのは確かである。好きかどうかと問われるとちょっと悩ましい。鮮やかなラストはかなりよかった。 - 2026年2月14日
熟柿 (角川書店単行本)佐藤正午読み終わった本人は日々必死に生きているだけ、なのだろうけど、ただ生きるために、なんとしても働き続けるということがそれだけで強いことなんだと思った。 それにしてもしんどかったな。最後にカタルシスを味わうためには途中がしんどくないといけないんだろうけど。途中途中出てくる嫌な奴が本当に嫌な奴だ。でもそれ以上に助けてくれる人、心ある人たちがいて主人公はなんとか生き延びていく。 ラスト、凄くよかったなと思いつつ、あまり言語化出来ない。続きが気になってどんどん読めたので、面白い小説だったのだろうけど。 いつかはきっと報われる、にまとめてしまうとチープになっちゃって嫌だな。そして軸としてはそれだけではなかったように思う。 強い絆はほとんど出てこないけど、ゆるく細い繋がりに主人公が生かされていく。小さなご縁を繋いで繋いで、福岡にたどり着いた。いま、ここ、を生きることを繰り返すことで、1日1日、一歩一歩、前に進むしかない。前に進み続けていれば、いつか、幸せと感じられる日が来るかもしれない。 - 2026年2月14日
アリアドネの声井上真偽読み終わった面白かった。半分くらいで一旦止めるはずが、つい最後まで読んでしまった。ヒキがうまい……。 どんでん返しには途中で気づいた(ドヤ)ので驚きはなかったけれど、それでも面白かった。 救助する人たちがチームなのが良い。主人公が1人でドローンを操って救助するのだと思っていたので、そこは意外だった。熱き救助チームっていいよね。伝田さんが時折良い仕事してたのも良かった。 - 2026年2月13日
考察する若者たち三宅香帆読み終わった面白く読みつつも「それってあなたの感想ですよね」ってちょっと斜に構えていたら、「それってあなたの感想ですよね」についての話が出てきて、降参しました。心を読まれた……? 界隈を越える、自分のキャラと違うことをすることで、少し生きやすくなると言う話があったが、私はこれを社会教育(ボランティア活動)で実現できたと思っている。学校でもなく、職場でもなく家庭でもない、いろんな年代のいろんな出自、いろんな界隈の人が集まるところに行って、フラットに話をすることで、1人で本を読んでいるのが好き、他人と話すのが嫌いで苦手な人見知り、と言う「キャラ」から逸脱できたと思う。 感じたことが違うことを楽しむ、を心がけたいなと思った。つい正解を求めてしまいがちなので。 最後の方で「好きを言語化する技術」と共通の「あなたの感じた気持ち、あなたの好きはあなたのもの」と言うメッセージを受け取った。自分のも人のも大事にしたい。 - 2026年2月12日
アマニタ・パンセリナ中島らも読み終わったreadsのタイムラインで見かけて読んだ。 中島らもは初。 冒頭の「中島らも、ガマ吸って死ぬ」でめちゃめちゃ笑った。 ところどころドン引きしながらも、楽しく読んだ。まさにアウトロー。他のエッセイも読みたいな。 - 2026年2月5日
ときどき旅に出るカフェ近藤史恵気になる - 2026年2月3日
覚醒のネットワーク上田紀行読み終わった40年前の本かー。 印象に残ったことメモ。 商品価値は「違い」にある。 同じものがどこに行っても同じ値段で買える時、人はショッピングを楽しめない。 実は違いを楽しんでいる。 「人のせいにしない」 ◇これって「主体性を持つ」って意味だろうか。 人のせいにしないでいると、自我が弱まるらしい。 あいつが悪いんだ、には「あいつと違って俺は悪くない」と自分について語る文脈が含まれている。 「他からの違い」によって確立される自分。 私を私自身の内側から説明する難しさ。 議論を「君と違うことで意味を持つ私」の確立に使わない。 ◇身につまされる…… おぞねとしこさん あなたが花になりなさい この間こうがみしょうじさんのエッセイにも出てきた。連続して出会ったのでなんとなくメモ。 スケープゴートの必要な社会。 ◇ゾッとした。まさに現在起こっていること。人の悪口を言うことで、言っている同士が仲良くなる。エスカレートし、排除となる。 誰かを排除することで、誰かの悪口を言うことで一部の人間が団結する力が強くなる。 時間を後に押しやる いま我慢して受験が終わればバラ色の未来が待っている。それを繰り返し、あそこまで行けば楽になれると言う幻想を夢見ながら「いま」の輝きを止め、一生不自由に、そして周りの仲間達を傷つけながら生きていく。 いま、ここでを生きる 気づかないこと自体が暴力。構造的暴力に気付き、自分が誰かを殴っていることに気づき、その手を止める。 子どもは自然にお互い友達になる能力を持った天性のネットワーカー。子ども達は「殻」が薄い。違う人、への抵抗感が薄い。 私たちは地球規模のネットワークで、深層意識でつながり合っているのだ、という論旨だったと思うのだけど、いまいちちゃんと理解しきれていない。 社会運動とは、なんなのか。なんとなくわかるけど、なんとなくしかわからない。社会を良くする運動? - 2026年1月24日
アマニタ・パンセリナ中島らも気になる - 2026年1月20日
子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本フィリッパ・ペリー,高山真由美気になる - 2026年1月20日
- 2026年1月19日
言語学者、生成AIを危ぶむ川原繁人気になる - 2026年1月18日
汚れた手をそこで拭かない芦沢央気になる - 2026年1月16日
ひつじ探偵団レオニー・スヴァン読み終わった全編ひつじ目線で描かれた作品。ひつじ目線で物語を描き切った作者がすごい。 長いなーと思いつつ、後半面白くなりラストまでは一気読み。むくむくのひつじたちという言葉が可愛い。 キリスト教(信仰)に対する皮肉の様なものが取り混ぜられていて、その文化圏にいる人の方がより面白く読めるのかなーと思ったりした。 - 2026年1月14日
犯人と二人きり高野和明読みたい - 2026年1月14日
人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダージャッキー・ヒギンズ,夏目大気になる - 2026年1月5日
ピエタとトランジ藤野可織気になる - 2026年1月4日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み終わったやっぱり読後に「怒られた後」みたいな気持ちが残る。 この物語から私は何を受け取ればいいんだろうかとずっと考えている。 若者と仲良くなれたと思って調子に乗るなよとか?私は推し活はそんなにしないけど、好きなものを語ることで誰かと繋がる高揚感、安心感はすごくわかる。 孤独は人を不合理な行動に向かわせるほど狂わせる、ということだろうか。でも國見のような立場になりたいかというと、それって幸せなんだろうかとも思う。 幸せってなんだろう、人と心地の良い関係性を築くってなんだろう。 「やって来なかったことがかえってくる」ってすごい言葉だな。 職場で若い人と会話するたび、この小説がチラつく……辛い(笑) - 2026年1月3日
国宝 下 花道篇吉田修一読み終わった読み終わった。9割読んだところで映画を観に行き、残り1割を読んだら、映画がすごく上手に再構成されていたんだということがわかった。 しかし、徳ちゃんが映画では存在ごと消されてたのが残念。でも徳ちゃんを出すと連ドラくらいの長さになるだろうこともわかるのでこれはもうしょうがないな。映画の万菊さんがイメージぴったりでめちゃ良かった。 原作を読んでから映画を観て良かったなと思う。合わさって最高の体験ができたと感じる。 - 2025年12月30日
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